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2004.05.07

火星探査機のハードとソフト

科学記事、火星探査車を支えるOSとハードウェア

「VxWORKS」
フランシス・コッポラ監督のフィルム編集システムの操作性向上を目指して開発されたソフトウェアがルーツ
開発者はデビッド・ウィルナー氏とジェリー・フィドラー氏
1987年に商品化
搭載先:ジェット機、ビーム衝突型加速器、車のABS、心臓ペースメーカーなど
搭載先衛星:1997年火星着陸『マーズ・パスファインダー』、火星周回機『マーズ・オデッセイ』、彗星探査機『スターダスト』
他OSより優れている点「どんな不測の事態にも素早く対応できる能力」
わずか32メガバイトのRAMで稼働
RAMの一部はシステム全体を再起動せずにリモートで修正できる
「RAD6000」
米IBM社の一部門、米空軍研究所、JPLの3者によって1990年代初めに開発
現在は英BAEシステムズ社が権利を所有
耐放射線性を高めた点を除けば、IBM社の『RS/6000』サーバーと変わらない
このハードの搭載先:77機の衛星に145台のRAD6000が搭載されている。マーズ・パスファインダーとスターダストにも搭載された。非常に信頼性が高いため、スピリットとオポチュニティーにはRAD6000が1台ずつしか搭載されていないという。
価格は最高で30万ドルほど
今日のデスクトップ・コンピューターに比べると非常に遅い
RAMが128メガバイトしかないなどの制約がある

火星探査ミッションのチームであろうが地球上のWindowsユーザーと同じくやはりコンピュータのトラブルに遭遇してしまう。そして対処方法は同じく不具合を直して再起動させること。
ただ、彼らが違っていた・優れていた点は、「VxWORKS」「RAD6000」を採用していたことである。

なんかかっこいいですよね。
太陽風、電磁波、高熱、低温、大気圏突入衝撃、火星表面の温度や砂嵐の過酷な環境…それらを乗り越えて稼働していますからすごい。
ノートパソコンを突入させて着地後に電源入れてもちゃんとWindowsが立ち上がるか私は自信がありません。
そもそも地球からは電源ボタンを押せないし、ハングしてもalt+cntl+delもしてあげられないではないか(笑)

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