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2005年11月

2005.11.22

最終報告:東証システム障害を検証

東証と名証の原因、ITProに詳しい説明記事が掲載されましたが、
なんかもう判らないといいますか…。実際に富士通汎用機を触ってきた私すら「結局何が悪いのか?」の核心が掴めません。
名証の事件だって最初はパスワードがどうこうと報道されていたのに、下の記事では一変し、オラクルをリネームして動けなくしてしまった、と?どうしてこうもクルクル変わるのだろうか。私はUNIXではNECのEWSやUPでオラクル使ってましたが、リネームでexport運用って世間常識なのだろうか…。
2005年11月18日 名証システム障害、原因は外注先オペレータの“操作ミス”
(富士通製UNIXサーバー&Oracle)
2005年11月18日 東証ダウン、真の原因はプログラムの破損
ひとつだけ判ったのは、原因は人為的ミスであり、マシンやアプリの仕様や性能のせいではないってらしいこと。
性能の問題なら同じアーキテクチャの全世界のマシンが故障のリスクを負うことになり、他のシステムも緊急点検する必要が出てきます。(まぁ運用も我が身振り直す必要はあります)
結局『破損』のところがわからない。記事でも「おいそれと不具合が出るツールでない」というぐらいなのだから。
オラクルや汎用機に詳しい記者さんにレポートして欲しいですね。
上記記事でも読者コメントではツッコミ多数でしたし。


■関連で新聞記事でのレポート

このサイトはすぐ記事が消えるのでメモ。
日経産業新聞の記事のデジタル。これが原因の最終的解説となるのでしょうか。
結局ここでも「コンデンスやデフラグでなぜインデックスがこわれるのか?Windowsでデフラグしたらファイルの中身が壊れるものなのか?」の私の疑問は解消できず。
元リンク: 日経ナビ:日経の就活・キャリア情報サイト.

情報処理・ソフトウェア
「東証システム障害を検証、1つの「バグ」から始まった。」
  東京証券取引所で十一月一日に発生した売買システムの障害は十日、社外役員を除く全役員の減俸処分という処分で一応の決着をみた。前場と後場の途中まで、三時間にわたって全二千四百銘柄の取引ができなくなるという、前代未聞の大規模トラブルはどのように起きたのか。不完全なプログラムがシステムに搭載されて障害が発生した経緯を振り返る。
10月8日―10日
発端
システム拡張を前倒し
別ソフトに問題
 東証一部市場は九月、二十営業日のうち十九日の売買高が二十億株を超える大商いに沸いた。ネット証券各社は増え続ける注文件数に対処するため、基幹システムの処理能力を相次いで増強。東証も先を見越して処理できる注文件数を引き上げるため、売買システムの拡張を前倒しで行うことにした。
 十月八日土曜日、証券会社からの注文を処理する売買システムを止めて、注文データを保存する記録装置の設定を変更。一日あたりに処理できる注文を六百二十万件から七百五十万件に引き上げる作業を行った。
 翌九日には試験用のデータを使って模擬的に大量の注文を発生させるテストを実施。売買システムが計算通り、一日七百五十万件の負荷に耐えられるかどうかを確かめた。
 このときソフトウエアに一つの欠陥(バグ)が見つかる。東証の売買システムには、起動時にデータベースから証券会社の識別コードを読み込んで、売買注文や取り消し注文の受付結果を証券会社に通知するためのプログラムがある。バグは、注文件数が増えるとその機能が停止してしまう危険なものだった。
 八日のシステム増強作業がこのバグの原因だったわけではない。東証によると、「少なくとも前回に売買システムの増強を実施した今年五月から存在していた」(天野富夫常務)。バグがあったままでも、一日の注文件数が六百万件を超えなければ異常は出ない。このため最大でも一日五百五十万件程度だった今年十月まで、発覚しなかった。
 東証はただちに、売買システムの開発と保守を担当する富士通に注文受付の通知用プログラムの修正を依頼した。東証に常駐している富士通のシステム技術者は即座に作業にとりかかった。修正したプログラムは十日夜までには動作検証を終え、問題なく動作することが確認された。
10月13日
誤処理
プログラムに「空白」
富士通の指示書に不備
 一般にバグなどを修正したプログラムは、他のプログラムに予想外の影響を及ぼす可能性がある。そのため修正直後はいったんハードディスク内の別領域に保存し、他のプログラムとは隔離する。この「仮登録」の状態でしばらく使って動作の安定性が確認できると、他のプログラムと同じ格納領域に移して「本登録」する。
 東証もこの手順通り、修正した注文受付の通知用プログラムを十月十一、十二日の間は、売買システムの特定領域に仮登録して使用した。二日間、他のプログラムに異常がなかったことから、本登録に移行することにした。
 本登録に当たり、東証は富士通に作業手順をまとめた指示書の作成を依頼した。実際の作業は、東証の基幹系システム全般の運用を手がける東証コンピュータシステム(TCS)が担当。十三日、TCSのシステム技術者が富士通の指示書の通りに作業を進めた。
 ところが、富士通が作成した指示書そのものに不備があった。本来なら修正したプログラムを本登録する時に、「エイリアス」(別名や仮称の意)と呼ぶ別のプログラムに、修正したプログラムの名称などを書き込む必要がある。指示書は、その作業項目が完全に抜け落ちていた。
 エイリアスとは、パソコンで言えば、デスクトップ画面に配置された「ショートカット・アイコン」のようなものだ。エイリアスを使えば、それに対応したプログラム本体が起動するだけでなく、検索・読み込みといった複数の命令を一度に実行できる。
 コンピューターはエイリアスに書き込まれた情報を基に、どのエイリアスがどのプログラムに対応するかを一覧にした索引リストをつくる。その索引リストを参照してプログラム本体を特定し、実行する仕組みだ。だが本登録されたプログラムに対応するエイリアスは、索引リストの基になる肝心のプログラム名が「空白」のままだった。
10月31日
秒読み
偶然の連動断ち切る
 本登録が終わった翌日の十月十四日朝。東証の売買システムは通常通り、起動時にデータベースから証券会社の識別コードを読み込み、正常に動き始めた。エイリアスに不備があったにもかかわらず障害が起きなかったのは、コンピューター内の古い索引リストがまだ生きていたからだ。
 このリストでは、問題のエイリアスはまだ注文受付の通知用プログラムと結びついた状態。コンピューターは以後もそのリストを参照して、通知用プログラムを一見問題なく実行し続けた。
 だが月末の三十一日、時限装置が秒読みを始める。
 東証は毎月末、売買システムに格納してあるプログラムやデータの整理を自動的に実行している。パソコンでは「デフラグ」と呼ぶ処理に当たる。プログラムやデータを何度も登録したり更新したりしていくと、ハードディスクの空き場所にとびとびに記録されたり、使えない無駄なすき間ができたりする。これを整理し直し、システムの動作を安定させるのが目的だ。
 このときコンピューターは一つ一つのエイリアスを自動的に読み取って、どの本体プログラムと結びついているかを確認する。それを基に、各エイリアスに対応したプログラムがハードディスク上のどこにあるかを記した索引リストを最新の内容に作り直す。
 問題のエイリアスは、どのプログラムに対応するかを示す情報が欠落していた。コンピューターは索引リストを更新する過程で、それまで偶然にもつながっていたエイリアスとプログラムを「無関係」と判断して、両者の結びつきを断ち切ってしまった。
11月1日
売買停止
途中で動作不能
残る甘えの構造
 十一月一日午前六時三十分、東証は普段通り売買システムを起動した。売買システムは複数のプログラムを次々に実行して、注文処理に必要な機能やデータをシステムに登録。そして六時四十七分、問題のエイリアスが作動したとき、約三週間潜んでいた障害が起こった。
 エイリアスと注文受付の通知用プログラムとの結び付きが分からないコンピューターは、ハードディスクのプログラム格納領域の中から実行すべきプログラムを見つけ出せない。その結果、証券会社の識別コードを読み込む処理ができず、システムは起動途中で動作不能に陥った。
 すぐに障害時のバックアップシステムが起動を始めたが、それも失敗に終わった。本番用のシステムとまったく同じプログラムを搭載しているから当然だった。
 東証は七時四十六分に証券各社に障害の発生を連絡し、八時四十分には売買の停止を正式に通知。障害発生直後から原因究明にあたったが、復旧のメドが立たないまま十時十五分に午前の取引停止を決定した。
 原因が判明したのは十二時ごろ。富士通のシステム技術者が注文受付の通知用プログラムを正しく実行できるように、エイリアスを手作業で修正してシステムを再起動、十二時五十五分に障害が復旧した。
 東証は一日から七日までに四度の記者会見を開き、現状と原因を説明した。五回目の会見となった十日には鶴島琢夫社長を筆頭に九人の役員報酬を最大六カ月五〇%カットする処分を発表。再発防止とシステムの安定稼働に向けて開発と運用の体制を見直すことを決めた。富士通も同日、黒川博昭社長などの減俸処分を実施すると発表した。
 もっとも、これで問題が片づいたわけではない。〇二年にみずほ銀行で大規模トラブルが発生したにもかかわらず、「プログラムにはバグがつきもの」というIT(情報技術)業界の態度は変わらない。東証の鶴島社長も七日の会見で「相当綿密なテストをしてもバグは残る」といった趣旨のコメントをした。
 この甘えを断たない限りいくら体制を見直しても意味はない。今回の障害を教訓に、バグや作業ミスを一つでも減らしていく地道な取り組みが求められる。
(栗原雅)
東証システム障害の主な経緯  
10月8−10日  売買システムの一日あたりの注文処理件数を620万件から750万件に増強
          注文受付の通知用プログラムのバグが見つかり緊急修整  
     13日  修整したプログラムを売買システムに登録する作業中、同プログラムを実行するための簡易プログラムの設定を誤る
     31日  売買システムの月次処理によって、注文受付の通知用プログラムと簡易プログラムの連動が無効となる
11月1日午前6時30分  通常通り売買システムの立ち上げを開始
     午前6時47分  システムが異常を検知、障害が発生
     午前8時40分  証券会社に売買を停止すると正式に通知
     午前9時45分  与謝野馨経済財政・金融相が会見で遺憾の意を表明
    午後12時55分  システムが復旧、午後1時30分に取引を開始すると発表
              金融庁が東証に、15日までに障害の原因や再発防止策の報告を要求
          夕方  インド出張中の鶴島琢夫東証社長が帰国の途に
      2日午後7時  鶴島社長が謝罪会見
      4日      鶴島社長が金融庁に出向き与謝野経財・金融相に謝罪
      7日午後4時  会見で障害の原因を公表、富士通が作成した資料に不備があったことが判明
  10日午後4時30分  会見で鶴島社長ら役員9人の減俸処分を発表
          夕方  富士通が黒川博昭社長と担当役員を減俸処分にする方針を表明
[11月14日/日経産業新聞]

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2005.11.21

NW-Aシリーズの凶兆は既に英国で出ていた?

NW-E507を気に入っていたので、今回の新製品に乗り換えてもいいかなと思っていたのですが、日を追う毎にひどい状況が…>購入者レビュー読むに
特にConnectPlayerの仕様や挙動が不審でSS3.3のアッパーコンパチな兄貴な風格はゼロのようです。

こうした状況は実は前兆があったようですね。
NW−Aは英国で先行発売されていて、その1.0バージョンを手にした人たちが、
日本11月19日発売前に警告を発していたのでした。
UltraSuperBaka:CONNECT Player Ver.1.0 速攻レビュー

結局、この批判を受けてCP1.0は緊急改修されたようですが、根本解決とはいかず、英国と同じ結果が日本市場でも発生してしまったようですね。
石鹸デザインどうこうならA3000とかの範疇で済んだのに、ソフトの問題はNW-A600までとばっちりを受けるので困ったものです。
20Gバイトに見合った大量楽曲をテキパキ扱えないとか、SSより一覧性で劣るとか、怪しいupdateモジュールが常駐してメモリ大食いしてるとか、CPにはいいところないようです。
新機能なプレイ形態をだれも便利とかcoolとか褒めてないし。


過去ログ
2005.11.20 NW-Aの評判とNW-E507レビュー
2005.11.19 ウォークマンスティック保護ケース
2005.04.19 sonyNW-E40xのLSIはiPODの三倍長再生
2005.05.11 統計マジックとiPod shuffleとNW-E507比較

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2005.11.20

NW-Aの時代にNW-E507レビュー

(2006/10/22)
NW-S706F/T買いました
(2006/9/24)
新製品のNW-S203Fを店頭で見てきましたがデカかったです…

(2006/4/18性能仕様追記)
買ってから1年経った、私のNW-E507、なんとリピートボタンが壊れてしまいました…。押しても無反応に。家電は丁寧に扱ってきて壊したことは滅多になかった私の頭上にもソニータイマー??
あと、どこで説明があったか不明ですが、「ギャップレス再生」ができると思ったのにできない。
正確には、Sonic-Stageでatrac形式で録音するとSS上ではギャップレス再生はできてる。
けど、それをウォークマンに転送すると、そこでは曲間にギャップ(無音時間)がわずかに入る。レコードやCDやMDではありえないギャップ発生、mp3形式という各個ファイル独立なものなら宿命とも言われてますが、それをソニーはフォローしてくれると思ったのに。
ライブとか長時間演奏とか音楽自体がずっと繋がっている場合に曲番号が変わる瞬間にプツンと途切れるのはがっかりです。
でも説明書では「ギャップレス再生できますよ」とは書いてないのか…うむむ。

(2006/3/2売上関連追記)
11月発売から後のセールスランキングが出ましたが、アップルの復調完勝。ソニーやパナソの新製品はどこですか?な結果に。
http://ntd.way-nifty.com/blog/2006/03/ipod_vs__8bb0.html
(2005.12)
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0512/01/news029.html
昨日の日経の新聞に日経リサーチのランキングが出ていたのですが、
上にあるのと同じく、11/19の新商品の週、ポータブル音楽で上位に入ってきたのは、AシリーズではなくてNW-E405が堂々の4位!?
調査期間が11/14-20だからとはいえ、Aのスタートダッシュが弱いから旧Eに全Aシリーズが負けたのではないでしょうか。
一部店舗じゃあ11/17からフライング販売してましたが集計対象外かな。
ヨドバシ秋葉原にも行ってきたのですが、そこの4階ソニーブースではモックアップしか置いてない…>A
E500シリーズは実機触れるのですが別の場所に置いてるのかな…。
ヨドバシ宇都宮では実機も触れるようになってます。やはりA1000のボタンがへこんでるので親指で押しにくい…


(2005/11/20)
http://so-mo.net/archives/2005/11/goodbye_walkman.html
小寺さんに「とどめ刺されましたなぁ」宣告をうけたAシリーズでしたが、
実機を買ったソニ☆モバさんからは「グッバイA1000」と言われている(笑)。
やっぱりハードはボタンが押しにくく、ソフトはより高速に…全然なってないようで。
私のE507はUSB1の速度なので(まぁこの速度でもいいと思ってます)、
USB2-highspeedなら100Mbps級で10倍はサクサク行ってくれるはずですが…。
価格.comクチコミでもNW-A608やNW-A3000どっちもCONNECT Playerで不満&不具合ばかり。


(2005/11/19発売日)
NW-Aシリーズを宇都宮ヨドバシで見てきました。触ってきましたと言いたいのですが、モックアップしか置いてない。せめてホットモックアップ1つぐらいさぁ…
■『石鹸』なA3000&A1000
容量が20Gと6Gでやたら違いがあるなと思ったら、実物は形は一緒でも大きさが違う!
iPODでもそういうのやってますが、そっくりで大きさが違うのはなんかヘンな感じでした(笑)。
同じ筐体なんだからなんでこんな差がある?だったら20Gのほうがお得じゃんと思っていたのですが、
A3000はでかくて重い石鹸でした…。
しかもボタンがへこみ過ぎ。backボタンなんか指入らなくて押せないぞ?
外装をくりぬいているので指で押すと押し込む前に外装に指がかかって押し込めない。強く押すとカーソルと決定ボタンを同時押しするし。
ケータイとかザウルスとかちんまいボタンはたくさん触ってきましたが、それらよりは2倍以上大きなボタンなのにへこみ過ぎてるので過去最大に一番押しにくい…なんなんだこれは…
モックアップだからか?もしそうなら、なんでこんな嫌な印象持たせるモック作るんだ…
モックなので有機ELは確認できず。
■NW-A600
こっちは形状は昔と変わらないので文句は無い。しかしソニスタ専売を限定カラーと煽っているので、店頭のカラーはそれにちょっと劣るのかもしれないのに値段が専売より高いのがなあ。
ソニーは協力店舗よりも自社直販でいい色&いい安価で売ろうとしている。
■『大豆』なE300
確かに豆な形で小さい。でも本物の豆よりはでかいので変な感じ。
しかもUSB端子をにょきっと出す機構があり、背中に表示と操作ボタンを集積させているので、
見た目でごちゃごちゃしてる。Aシリーズはあんなスッキリしてるのに。
折り畳みなザウルスや携帯電話じゃないので、こうも外装につなぎ目が多いとホコリが入りやすい。
拭くにも隙間に入り込むし。だからポータブルMDもそうだけど、今どきごちゃとしないほうがいいなあ。
まぁ保護ケースも売ってましたけど。

A3000&A1000はボタンが下部になるのでやっぱり親指で操作しにくかったです。親指に近すぎる位置。
ソニーいったいどうしたんだろ…開発中に自分で触って「こりゃあ傑作だー」としか思わなかったのでしょうか。
むしろMDコンポコーナーのネットコンポは非常にコンパクトで良かったかと。


(2005/10/21)
ソニ☆モバを改めて読んで気付いたのですが、11/19発売予定のAシリーズが既に値下げされてる!
先日の小寺さんの「残された道は値下げしか…」が現実に。
 NW-A608/LI 25001円 2005/11/19発売予定
 ウォークマンAシリーズ『NW-A607/N(ゴールド)』FM、1Gメモリ
 販売価格20000円
…って、ちょっと待ってください。9月の発表当時では、
NW-A608 2G (32000円予価)
NW-A607 1G (27000円予価)
とかではなかったか?A608エメラルドで3万から5000円値下げしてる…
それにA607ってスペック的にE507と一緒じゃん?と思ったら2万円。私のE507は27000円したんですよ?
この7000円の差は…とかおもったら、ソニスタのサイトではさりげなくE500シリーズは販売終了で抹消されているし。
同じ2万円でもiPODnanoだと2Gだからなぁ。
結局nanoに追いつけていないし、過去機種買った連中には「ちくしょう…」と言わせるだけの値下げ。


(2005/10/17)
小寺信良:ビデオiPodの登場で変わる「何か」
>11月19日発売のソニーのWalkman Aは、
>まず確実に息の根を止められた格好となるだろう。
>コラムの中で、筆者はソニーに対してメッセージを送ったつもりだった。
>筆者もソニーの復活を応援している一人なのであるが、
>人の話全然聞いてませんかそうですか。
あらら、小寺さんにまでも見放されてるようでは(笑)>そにー
しかし確かに以前にジョブスさんは「iPODでビデオなんで見ない」って言ってました。
私はその意見に賛成だったのですが。街を歩きながらプロモーションビデオを見るか?バスの中で見たら酔うのでは?
現在の私は上記の理由で携帯電話の画面すらみるのもしんどいのでウォークマンスティックで十分です。
まぁ、「じゃあiPODnanoでもいいじゃん」もごもっともです。
Aシリーズ、値段は戦略的に変えられても、もうデザインは変えきれないだろうなぁ。


(2005.9.26おまけ)
本日の日経産業新聞にソニー再建の記事が出てましたが(各紙とも記事にしてました)
そこでの会見写真、
シムラー、逆、逆!
ソニ☆モバで事前に情報を得ていたので気付けたのですが、
会長さんが持っているウォークマンAは逆さまですね(笑)。
ソニー再建を担うとして会見の席でわざわざ掲げるほどのキーデバイスのはずなのに、製品のことあんま知らないのだろうかなぁ…。
それとも前のHDDウォークマンのように自由に回転持ち替え出来る機構なのか?(笑)


(2005.9.14補足)
報道記事でのiPodnanoとNW-A仕様比較レビュー表
iPodnanoとNW-A仕様比較レビュー表

■iPOD nano vs NW-A600
私は前にも申し上げたとおり、iPODののっぺりデザイン&軽さには食指動かなくて、今度のiPOD nanoも興味がないのですが、客観的に見ると驚異の薄さ軽さ安さです。本来競合するはずのNW-A600と値段と容量ではお話にならないくらい。
しかしデザインや再生時間ではまだなんとか分があるかと。再生バリエーションはどっこいか。

■NW-A600 vs NW-E500/E400
私としては従来品との比較の話題を。
今回の600シリーズはデザインとか再生時間50時間は同じのままで、
・高速USB対応(今まではUSB1.1で低速だった)
 今でも転送とエンコード併走させ待たせない努力はあるが、ぐっと速くなるのか?
・再生バリエーションが増える
 確かに今は「良く聞く曲だけを再生」というのは無い。
 だから私は自分で「買ったばかりの曲グループ」を頻繁にメンテしてます。
 最近買った数曲だけをハードリピートしたいので、
 新機能で「よく聞く上位100曲」とかは無用かも(100曲も入ってない)
 「似たアーティストを追加再生」もどれだけ親和性関連性があるのだろう?
 少ない曲でも歌手は結構多いし曲種ばらばらなのにどう繋いでいくのやら。
 なので新再生機能はイマイチ
・新パソコン管理ソフトは…再生頻度を管理する点はいいかも
・本体カラー、ネット専売のエメラルドブルー(A608/LI)は綺麗ですね。
 www.jp.sonystyle.com/Product/Paudi/Nw-a608li
 sonystyle専売のキャリングポーチもいい。E507もそこで買えば良かった
 (単体では売ってくれない)
・WMAにも対応するらしい?12月ごろとの噂も。
・moraが150円販売も始めたが…
 転送無制限たって、普通の人は1台しかデバイス持ってないだろうから嬉しくない。
 代わりに歌詞やジャケ絵jpegを付けてくれなくなって見た目にデグレードなサービス。
 そして相変わらず300円とか高い曲もまだあるし。
 東芝EMIとか他社の代行だと高くなるっぽい。
 東芝で直接買おうとしたら、直営ではWMA形式販売だし。

■そんな新製品が出ても507はまだまだ…aquariumスクリーンにアップデートしたNW-E500

・メモリースティックウォークマンはiPODと比べて悲しいくらいサードパーティアクセサリが無い。
・ファームのアップデートで機能が増やせる。
 www.sony.jp/support/p-audio/contents/download/nw_e405_vup.html
 2.0にするとディスプレイ画面バリエーションが増えます。
 というかファームウェアのアップデートできたんですね。
・A600でも形状が変わらないということは…?
 パソコンとの接続はUSBケーブルってことですよね。
 ケーブル端子が小さすぎて繋ぐのが面倒です。
 クレードルがあればなあ。
・A1000のガジェットデザインって…
 世間の感想と同じくあのずんぐりむっくりなデザインに先進性を見いだせず。
 というか下部にボタン類があるし。
 片手で持ったら親指は上の方が押しやすいのに。
 (携帯電話機の主要メインボタンは最下部にありやしない)
 その前の豆型も好きじゃなかったけど(笑)。

・NW-E500シリーズはソフトウェアアップデートは続いている。
 上記のファームの更新以外にも、いろいろ。
www.sony.jp/support/p-audio/contents/
*Sonicstageのアップデート。2005.9時点でver3.2が出てます。
*MP3 File Manager Ver.2。SS経由せずにD&Dでmp3をフォルダ単位とかで機器に移入できるツール。
機器内にマネージャを入れてそこから起動するので出先でも扱える。ただしウォークマンを単なるマスストレージ認識させているわけではないので、パソコン側に機器デバイスドライバがあらかじめ入ってないといけない。
まあでも、機器のデータストレージ領域にデバドラを入れて持ち歩けばその場でインストールできるか。(でもminiUSBケーブルも持ち歩かないといけない)
データストレージ領域※NW-Eシリーズは、メモリ全体のうち音楽領域(SSやMP3マネージャーで管理する曲データ領域)ではない空き領域をデータ領域として一般USBメモリとして使えます。デバドラがないパソコン、またはSonicStageが未起動のパソコンにウォークマンを挿すとマスストレージとして一般ファイルを入れられます。逆にここにmp3を入れても再生できない。

というわけで、それなりの再生機能&1Gバイト&50時間ということで今のE507でもまだまだ戦えそうです。
でも、研究目的でUSB2とか新機能は試してみたいところ>A600


(2005.5.17更新)
買ってしまいました、携帯オーディオ。1GバイトでFM付きの新ウォークマン。
シャープの1bitアンプなポータブルMD&4極プラグヘッドホンも持っているんですけどね。
どうも新しいのに目がないというか、良いデザインだったので。
それにMDもそろそろ市場的にも衰退開始かなぁと思って、新技術の勉強ということで。

iPODは十分人気で情報も大量に出回っているでしょうからここでは別の話を、ということで。
発売日にNW-E500買ったのですが、結局今日まで1週間経過して店頭で売り切れとか起きてないのを見ると、ソニーのこの新製品はやはりアップルにはかなわなかったようで。
ブームにはならないか…。


■NW-E400/500の特長

アップル(シャッフル)以外のシリコンメモリーオーディオの中ではすっきりコンパクトでデザインが良いと思う。化粧水瓶なデザイン。シャッフルは軽すぎてスカスカな感じがするが、こっちはほどよくずっしりでライター触っているみたいにおもしろい。
USBメモリとして動作する。sonicstageが稼動してない状態でパソコンにUSB接続するとUSBメモリ増設の動きをする。
音は基本性能は良いと思う。聴こえの良し悪しはヘッドホンにかかってると思う。96〜100kbps越のmp3やatrac3で聞いているが問題無し。
USB1で転送速度が取り沙汰されてるが1曲に変換&転送で20秒。これくらい待てるなら気にならない。確かに直接コピーで持っていけるタイプよりは時間かかる。転送しながら変換をするので見ていてシンクロはサクサク動いているようには見える。
スタミナ再生で50時間持つので、一度充電すれば1週間とか持つ。その自信からか有機ELディスプレイは常時点灯も可能。携帯MDのLP4とかじゃもっと電池持つが50時間もあれば十分か。
mp3は変換は一瞬で(たぶんタグ付けしてるだけ)すぐそのまま転送される。
曲検索で歌手やプレイリスト(MDでのグループ相当)とかで絞り込める。絞り込んだ状態で再生開始するとその検索結果範囲だけを再生する。特定プレイリストだけリピートするにはこの検索をしないといけないようだ。ジョグシャトルでプレイリストを選んでも終わると次のリストに移ってしまう順再生になるようだ。
sonic stage 3.1:製品付属は3.0なのでWEBで更新したほうがいいかも。
携帯電話とかと同じくボディは光沢で傷が付きにくいツルツル仕様。だから手あかは付きやすい。裏側はつや消しシルバーメタリック。ガラスのままだと中の回路基盤が見えるから?側面からだとわずかに基盤が見える。完全スケルトンで中の回路が丸見えなのよりこっちがいい。
FM機能も普通。指向性はあるが厳しくないのでちょっと方向変えれば聴ける。高品質ではないが。選局もプリセット&自動サーチがあるので楽。というか栃木ではFM少ないし。
楽曲管理にはチェックイン機能があるので、デバイスから削除すると(ss上でしか削除できない)、転送許可回数(原則3回)はss側に+1され戻ってくる。
曲群を束ねたプレイリストを使って、私は曲単位ではなくてプレイリスト単位で転送させています。その方が指定が楽だから。その時曲順も転送されるのですが、転送後にss(sonicstage)側でリスト順変更してもデバイス側に反映されない模様。つまり曲順まではシンクロしない。だからssにて直接デバイス内を閲覧してポータブル側の曲順を変更するという独立体系になっている。その方がいい人もいるかも。曲名とかのタグ情報もデバイス内のも直接いじれます。


■欠点? 気になった点

mp3でもレイヤー1や2の特殊形式はそのまま転送されるが「再生不可」となる。sonicstageでは再生できるのに。こういう場合は強制atrac3変換しましょう。というか再生できないのを転送するなよ>ss
66kbpsぐらいまで音質を落とすとさすがに本来の音と違って聞こえる。ブラスあたり合奏らしさが消え潰れてMIXされた音に。90kあたりが限界か?
有機ELディスプレイは屋外日光下ではてんで見えない。室内では明るく見えるのですけどね。
ネット楽曲購入、210円/曲は我慢できるとしてもやはり曲数が少ない。CDとかから自分で調達するほうが中心になるだろう。
ネット楽曲購入すると、ジャケット絵jpegとかもダウンロードされるのだが、そのjpegもウォークマンのデータ領域にコピーされてる。非常に小さいが大量になるとそれなりのデータ領域の圧迫になるかも?どうせ本体ではジャケット表示できないのに。
再生ボタンとジョグシャトルはいいけど、それ以外のボタンがとても小さいのでちょっと押しづらい。音質や再生スタイルはどこで変更?と思ったら裏側にこれまた押しにくい出っ張り無しボタン。
USBメモリとして使える領域と音楽領域は隔てられている(容量は合算で1ギガ)。USBメモリとしてファイラーで曲を転送しても再生はできない。取説でも注意書きしてある。
当然充電はUSBケーブルのみなので、パソコンがないと充電できない?
ケーブルを繋ぐための端子カバーが固い。コネクタを挿すときに大いに邪魔。クレードル方式でないのが接続を手間にする。まぁしょっちゅう繋がないので我慢できる範囲だが、毎日転送する人は大変かも。
デジタルアリーナのレビューでmoraの話が出てますが、確かに欲しい曲が全然載ってない。総数が万だろうが自分の好みのがない。例えばアニメコーナー見れば判りますがそこに見えているだけしか無い。すごく少ないです。てっきり古い曲とかも網羅してるのかと思ったのに。
その記事でも少なさ指摘と同時に着うたフルの成功が指摘されてましたが、音質も転送制限も厳しいのにこれだけ売れると、アップルが日本で配信開始するときにコンテンツホルダー側が強気な価格&条件を突きつけてくるだろうなと思えて残念です。
正直なところこんな聞く側の条件が劣悪な着うたはヒットしてほしくなかったなぁ、あはは(^^;

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2005.11.19

ウォークマンスティック用ケース

(2005/11/19追記)
少しずつ?カバーケースが出てきました。
エレコムレザーケースAVD-PACL02 店頭実売2000円
端子やボタンは隠れるシンプルケースタイプ
HTTレザーケース カラビナストラップ付 2480円
黒革で覆いつつボタン部は空けている。
同じPDA工房のシリコンケース 1344円
サンワサプライと違ってより広く包むデザイン。本体付属のクリップは同時装着できない?結局クリップが無いとポケットの奥底に沈むのでクリップで引っ掛けないとボタンを触れないので不便なのが私の経験。
サイバーガジェット フルフェイスシート 580円
透明シートでくるむタイプ。安くて本体デザインを活かせる。宇都宮ヨドバシでも売ってました。
他の本革ケースのサードパーティー製品。
セブンドリーム通販:TADY『ソニー ネットワークウォークマン専用レザーケース』
tadyという小物アクセサリのブランドから出ているケースで5800円。
見つけるのが遅れた理由は…『ネットワークウォークマン専用』と銘打っているから。ネットなのはほぼ全部のウォークマンが該当するのに、ケースは形状が限定されるのだから、形状ごとの愛称が無いとわからないですよ。
スクエアとかスティックとか。それでこれはスティック(nw-e400/e500/a600)用なわけです。
USB端子とか背面リピートスイッチは隠れてしまう仕様。
ブライトンネットでは、白色の本革ケースと半透明シリコン4色ケースを出しているようです。ソニー純正本革とかサンワのシリコンとかと一緒ですね。オープン価格なので値段は不明。

探せばちゃんとあるな…


(2005/09/25)
NW-E507用のケースがないかと探しているのですが…
SONYソニーのNW-A600/NW-E500/NW-E400シリーズは外見が同一デザインなので同じケースを開発できそうですが、iPODのようにはたくさんの種類はありません。
表のガラスディスプレイ、裏のツヤ消しメタリックシルバーともに傷が付きにくいので傷保護はケータイ並みに大丈夫のようです。
胸ポケットにケータイとウォークマンを一緒に入れて持ち歩いているので、傷が気にはなりますがでも今のところやっぱり平気ではあります。

そこで2005年時点で選べる保護ケースをいろいろと。
ソニー純正品では、
■オリジナルケース(1260円)&吉田カバンカラビナストラップ(2625円)
ソニースタイルネット専売の収納ケースアクセサリセット。ネットでしか買えないというかウォークマンと同時でしか買えない。バラ売り無しだそうで。
■CKM-NWA600本革キャリングケース(予価3000円)
2005年冬発売予定のAシリーズ用の本革ケース。A600用ではありますが、形状的にはEシリーズにも使えるそうです。
サードパーティでは
■シリコンプロテクトケースPDA-MP3C1(サンワサプライ)(ヨドバシ1380円)
白と黒の2種類。シリコンカバーなのでゴムのようにやわらかい。デザインよりも保護が優先ならこれが安くて実用的。
表と裏のとても小さな操作ボタンに被さる部分はシリコンが出っ張っていて、押しやすくなっています。特に出っ張っていない裏ボタンを押しやすくしてくれたのは良いです。
このケースは、標準付属のクリップと併着装できます(つまりシリコン自体には何かに引っ掛けるフックは無くて包むだけ)
というわけで、シリコンプロテクトケースを買いました。
「軽度の衝撃からも守る」だそうですので。吉田カバンとセットのケースはデザイン優先で露出面積が広いのでキズ保護には向かない?ディスプレイ部は一応透明カバーが付いているようですが…。
シリコンプロテクト一日使って気付きました…クリップないとシリコン脱げてしまう(笑)。ポケットとか引きずり出すことが多い人は注意ですね。

参考:ソニ☆モバ(SONYモバイル製品情報なら何でも揃うサイトです)
ウォークマンスティック用シリコンプロテクトケース

ケースいろいろ
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/dd/fd456b3020455c662912e30ce00942ab.jpg
(デスクトップはlonghornビジュアルスタイル)

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2005.11.15

東証停止原因はエイリアス?名証はパスワード?

(2005/11/17追記 日経産業新聞)
東証事件の報道、さらに内容変わってるし…。本日月曜の日経産業に大きく詳しく載っていたのですが、
そこでは「エイリアス名の参照プログラム名を空欄にしていたので、エイリアスを実行してもプログラムを起動できなかった」という経緯が詳しく…
って、前回はITProが「DASDコンデンスが原因」で最初のNHKニュースでは「インデックスがずれてデータ順序にズレが生じ…」って図解説で、どれもこれも違う報道でした。
真実はただひとつなので、なんでそれがこうも変わるのか?原因は当日に解決できたのだから、当日に原因は判明しているのに「エイリアス」って言葉が14日に初めて聞きました。なんでこれが初日にキーワードとして出てこなかったのか?
初日にちゃんと聞き及んでた人もいらっしゃった
東証が一向に原因把握できてないのか、富士通が恐れ多くも東証にくるくる変わる答弁をしたのか?初日に復旧を担当した当事者が東証&報道に直接話せばこんなことにならないだろうに?
そして14日目にして聞いた「エイリアス」なんでしょうこれ?UNIXならともかく、富士通汎用機でこういう用語って使われてましたっけ?
システム起動の方法には、昔ながらの汎用機なら『JOBNETコマンド』『楽2自動運転ソフト』の経験しかない私ですが、エイリアスってJCLなのでしょうか?それとも東証独自機構?
日経産業の記事によれば、エイリアス内のプログラム欄に呼び出す名前が作業ミスで空欄のままだった。これが月末の索引リスト再構築で、以前記述されていたプログラム名A´(ダッシュ)とエイリアス名Aの関連が切られたのが原因だそうで。
索引リストという用語も漠然として何者かわかりませんが、索引リストが実体は単一ファイルなら先に説明したようにコンデンスで内容が変わるのはおかしい。winでデフラグしたら、txtファイルの中身が変わるか?
まだ不思議なのは、富士通の指示でエイリアスAの中にプログラムA´が漏れたとあるが…
*旧エイリアスAには「A´」と書かれたままで更新指示忘れなら、A´は依然残留してるのではないか
 記事では書面による指示のように書かれている。
 東証システムの作業者が記述指示が無かったからってA´とあった文字列をエディタで消したか?
*富士通が作業者にファイルでリリースした場合、そこに空欄があったのなら、
 リリース前から空欄なのだからテスト段階で既に異常なのでこれでテスト合格したのか?
 空欄なエイリアスファイルを受領した作業者は中身の空欄に気付かなかったのか?
*上記の見逃しがあったとしても、リリース時にも一応チェックしたらしい。
 このときに中身が空っぽなエイリアスがなんで動作したのか?

このようにこの記事でも聞いておかしい。
私が富士通メインフレーム担当者で、「君も注意してくれたまえ」と注意喚起でこのような記事情報をもらっても、結局何が悪かったのかが把握できません。そのエイリアスと索引リストという高度な?機構を私が経験無いからですけど…。
ちなみにJCLやJOBNETでは、端末から叩いたコマンドでエイリアス相当のファイル(テキスト)を読みに行きますが、そこで空欄なのでそこで文法エラーですぐ異常終了します。空欄なのに動くことはしません。
WindowsやUNIXのようなpathの通りは悪いので、「無くても動く」は起きないようになっているはず。winはwinフォルダやsys32フォルダとかいくつかにpathが通っているのでどこかに実行体があれば動きます。それが汎用機には無いです。
この記事の通りだとすると、汎用機が「関係が切れているのに勝手に解釈して動作し続けた」ということで、そんなに融通がきいたかな?という感想です。
記事では『バグ』と表現されてましたが、プログラムA´とかは論理的におかしくないし、移行作業でのポカミスって感じに見えます。
なので富士通マシン性能自体が原因では無さそうで、人為的ミスって感じですが、そのミスりかたがわからないなぁ。
これでは参考にできない。まぁ注意して移行しろってことでしょうけども。
しかし「ちゃんとやる」「注意してやる」という行為と「やる」とでは何が違うのだろう…プロなら「やる」だけで完遂するだろうにと思うところではあります。
でも…
空欄原因ならエラー画面に「モジュールA´ not found 発生箇所はA」とか出るので(汎用機はあらゆる正常異常動作にメッセージを出します。分厚いコード表で全エラーコードに対処法を示しています。だから原因は追及しやすい)、
これで呼び出し元エイリアスAでの発生が特定できるので、空欄にすぐ気付けそうですよね。
なんで午前いっぱいかかったのだろう。それに直すったってエディタでAを開いてA´を書くだけでしょう?
「こんなマニアックな障害じゃあ仕方ないよね」という原因を予想していたのですが、なんか「これに復旧7時〜12時で5時間かかったの?」という感じです。
もうこれ以上報道に変化はないと祈ってますが、変わっても人為的ミスなのは変わらない気がしてきました。
東証トラブルはエイリアス?


(2005/11/12追記)
名古屋証券取引所の事件のほうは、パスワードを富士通の担当者が間違ったのが原因?
うーん、これも本当なのかなあ?
一般人はシステム素人だからって富士通や名証や報道機関は適当な説明をしている印象が。
これだけIT化が進んでいる現代ですから、一般人でもシステムの仕組みがわかる人も多いはず。
以下の記事でスッキリできますか?私はモヤっとしています…。

名証のシステム障害、原因はまた富士通…入力ミス
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20051112ib01.htm
名古屋証券取引所で4日午前の取引を停止させたシステム障害は、システム管理を委託されている富士通の関連会社社員が前々日にシステムの終了処理をした際、パスワードの入力を誤ったことが原因とわかった。
システムを管理する社員は、取引後にシステムを終了させ、次の営業日にシステムを起動するためのパスワードを打ち込むことになっている。
前々日の2日、パスワードの入力を間違っていた。このため祝日をはさんだ4日早朝、別の担当者がシステムを起動しようとしたが作動しなかったという。(2005年11月12日3時15分 読売新聞)


セキュリティ高めるための魔法の呪文で重用されるパスワード、私には単なる文字列でソーシャルハックの前には意味がないものと思えるのですが、どこでもパスワードで固めまくったから起きた弊害か?
普通は早朝に自動起動するのでそのレガシーシステムではパスワード設定はしないわけですが(UNIXだってcronは自動で、passwdを毎朝誰かが入れているのか?)
この名古屋の「前営業日終了時にパスを設定する」という運用ははじめて聞きました。国内最高レベルの重要システムですから、さぞかし意味がある運用方法なのでしょう。
しかしシステム一般論としてこういう運用はより良いものか?
*封じ手や合言葉の方式なら前日の設定者が誤ったのでなく翌朝の者の過失になるはず?
*翌朝に前日のパスワードを無人自動でロードするなら、パスの意味がない。鍵を挿したまま車を一晩置くようなものではないか? 規定のパスがあるなら、昨晩の誤入力時点で「それじゃ翌朝動けませんよ。パスワードエラー」と表示してシャットダウンを拒むべき
*毎晩パスを書き換えてるなら、防護よりもこうした引継ぎミス誘発のほうが非常に危険性が高い。だれがこんな運用を思いついたのか…
*最悪パス誤りだったとしても、朝の担当者が前日の者に電話で叩き起こして聞くとか、連絡とれなくても管理者モードでログインとか、手順書を作るまでも無くそういう行動起こすでしょうに?午前中に大事なシステムを止めてしまうほどこのパスのエラーを誰も復旧できなかったのか?>名証&富士通

以上のように、「パスワードミスでしたー」の一言で済まされるにはあまりにもおかしい点が多いですよ…
名証も記者も富士通の上の説明で納得してるのでしょうか?
というか富士通の社長もこんなん原因&説明で責任取らされるのもかわいそうに思えてきました…。
ミスは他山の石としてこの世の日々の運用の糧になれる情報ですので、正確なところを知りたいです。


ちょっと関連ログ:
テストではバグがあることは示せるが、バグがないことは証明できない
公的個人認証サービスでpath変数破壊問題
価格.comの最大のセキュリティホールは『無知の脆弱性』
プロジェクトの姿


(2005/11/08)
結局バグではなくて運用上のミス(指示漏れ)だったようで?
デグレードっぽい気はしますが、新プログラム自体とか性能は悪くなく、その新プログラムを指し示すように改修してなかったらしい?

(2005/11/8追記 事故詳細の続報)
ITmedia
東証システム障害、原因は富士通の項目記載漏れ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/07/news069.html
ITPro
東証システム障害の真相、富士通の指示ミスでプログラムが呼び出し不能に
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051107/224141/
2005年11月07日
10月31日のコンデンス処理では、13日に再登録したサブモジュール間の呼び出し関係をシステムが自動検証した結果、これらを別個のモジュールと判断し呼び出し関係を切断した。
翌11月1日朝、参加者データ・ファイルを読み込むプログラムが起動したものの、正しいサブモジュールを呼び出せず、読み込みに失敗したため、売買システムは起動しなかった。

なんと、コンデンス処理で?
私の「DB再構築が原因か?」な予想よりもっと物理的なレベルで不整合が起きていたと?
うーん、ホントかなあですね…。

(以下に汎用機の仕組みを紹介してみたいと思います。パソコンや他OSで知識があるかたも読めば、所詮同じコンピュータですから通じるものがあるのではと思います。メインフレーム=レガシー=ブラックボックス&悪と呼ばれるのは悲しい…汎用機はシステム透明性があり機能も貧弱なほどにシンプルでよほどWindowsが複雑怪奇…)
上の記事によれば、COBOLプログラムを修正したがその新モジュールを指定忘れ(記事では「サブモジュール間の呼び出し関係を指定し直す手順漏れ」と表現)で古いモジュールのまま動き続けてたらしい。これを仮に月末にコンデンスしなければ11月も普通に動いてたかもしれない、ということか。
しかし、私が10年以上従事してきた経験からは、コンデンスでモジュール関係が失われる、というのが想像できず。どういう状態なんだろうか?

コンデンスとは:
私の触ってきたシステムでの「コンデンス処理」とは、DASD(ハードディスクドライブ)全体をデフラグ圧縮する機能です。(先日にお話ししたDB目次のデフラグは所詮1ファイル内での再構築でms-accessの圧縮と同等)
他にも「PO圧縮処理」というのもあり、POライブラリ(区分編成ライブラリ:物理的1ファイルに複数のモジュール(メンバ)が論理的に格納されている)のメンバの更新でスカスカに膨らんだライブラリをぎゅっと圧縮する処理もあります。各メンバの世代管理も出来るGEMライブラリよりも原始的な構造ですが、その分シンプルに動作するので、COBOLのコンパイル後のLOADモジュールはPOの中にメンバとして格納されます。(むき出しでDASDに単体で置かない)
.cabとか.zipみたいなものです。
コンパイルを繰り返したりするとPO内で分断化が進むので定期的にPO内デフラグが必要。
しかし先のDB-INDEXのデフラグと違って、この2つのコンデンスは
・ファイルの根幹にかかわるので頻繁にコンデンスするものではない
 (仕様的にはOKでも、経験則やベテラン先輩指示から禁忌という感じで)
・コマンドはコンデンス命令一発だけなので不整合は先のDBよりも起きにくいはず?
 (というか私はコンデンスで不整合に遭遇したことない)
不整合が起きにくいという度合いは、例えるならば、Windowsでデフラグをしてみたら、とあるフォルダのファイルが一個ロストした。という確率。ロストの可能性は確かにあるが頻発しない。
ファイルとディスクTOCの関係は人間はコンデンス作業でいじれないし、単に移動するだけのはずなんだけどなぁ?

例えば、COBOLでコンパイルしたモジュール「CBLMAIN」があり、その中でサブモジュールで「LOAD1」があると、CBLMAINのソース内で「CALL 'LOAD1'」とか記述しています。
それを10/13のバグ改修でLOAD2を新たに作ったのなら、CBLMAINのCALL文を書き直してリコンパイルします。
コンパイル後のバイナリは先ほどPOに格納すると申し上げたので、
例えばLOAD.LIBというPOライブラリ(見た目は大きな1ファイル)にCBLMAIN、LOAD1、LOAD2の3メンバがあるとすると、
起動JCLの宣言セクションにLIB=LOAD.LIBとか書いてあれば、プログラムの途中にLOAD2のCALLとあればLIB=を参照するので通常は見つかるはず。
(細かい言い訳をしますと、CBLMAINのリコンパイルは面倒だし重要な箇所なのでいじりたくない、だからJCLのLIB=のほうを細工してLIB=LOAD.LIB2とか新たにPOを作ってそこにLOAD2を名前をLOAD1として置いちゃえばいいとか、実装方法はたくさんありますが、今回は全メンバを同一POに置いたと仮定させていただきます)
だから、
DASD全体のコンデンスした場合→LOAD.LIB自体が移動するが中身は変わらないのでLOAD1もLOAD2も残ってるはず。
LOAD.LIB自体がロストしたならCBLMAINさえも見えないので起動時に一切沈黙してしまい、もっと影響は大きかったのでは。他の関連モジュールも一切認識できないのですから。
POのコンデンス→コンデンスはLOAD.LIB内で移動するだけなのでLOAD1もLOAD2も残ってるはず。
以上のことから、コンデンスのコマンドでは移動するだけなので「関係が切れる」という事象がよくわからないなぁ??
古いLOAD1を削除した上でコンデンス、ならまだ判りますが。(報道では古いのを削除したという表現は無いのでLOAD1は依然として残っているのか。普通は安全のため削除はしないでしょうし)

さらにDASD全体のデフラグが必要なのは、そのDASDがテンポラリとして一時的データセット(DS)が激しくやりとりされてる場合。
普通の設計なら、プログラムライブラリとテンポラリのDASDは分けます。DASDは10本20本は揃うもので、東証ほどの大規模ならもっと本数はあるでしょう(DASDの1本の容量はちょっと前までも数ギガバイト、百メガバイトとかパソコンHDDより小さいので自然と本数多く構成される)
私だって、パソコンでプログラム=c:¥program-files、CD書き込み作業=D:¥ とか分けています。
¥TEMPと同じところにLOADモジュールも同居して毎月デフラグもされている?仮に分けてあったとすれば、LOADのライブラリは頻繁にコンデンスかけないほうが無難だし、本来はコンデンスしても全然平気なんですけどね。私はコンデンスでの失敗は経験が無いので…

最後に運用&指示作業の面ですが、10月13日に指示が漏れた、ということは、
バグを富士通が見つけちゃんと直したバージョンもリリースしたが、現場が新バージョンを気にも掛けなかったことに。
現場作業員と開発エンジニアが共通のバグトラックを持っていたなら、現場から「この前見つけたバグの改修はまだですかね?」「テーブルだけ新規企業対応に更新指示ですが、COBOLのほうはLOAD1のままなんておかしいです」という声がかかるだろうし、
新テーブルは稼働済みでプログラムがバグをLOAD1で抱えていたなら、それを10月まで見抜けなかったというのは明らかにテスト不足だったことですよね。
もしも13日にLOAD1からLOAD2への変更指示もあれば、その場でLOAD2で本当に大丈夫かの追試をして、そこで11/1の再現をできなかったとしても(この時は関係が壊れてないので?悲しいことに今後起こる悲劇を見抜けないかも)、
10月末のデフラグで「システムが自動検証した結果、これらを別個のモジュールと判断し呼び出し関係を切断した」
このときに、システムがちゃんとエラーを表示していたと思うのですが、その点でも運用がちゃんとされてたのかなぁ?と疑問。

だから、リレーションが壊れたのが直接原因だとしても、
・現場から作業漏れを心配しなかった連携の悪さ
・現場がバグ自体を知らされてなかったならそれも連携悪
・バグをなぜリリース後10月まで見つけきれなかったかのテスト不足
・最後の砦の月末デフラグで『呼出関係切断』発生をなぜ気付けなかったか
以上の4点でやはり運用上の問題ではないかと思いました。
4回もチャンスがあったのに…これだけ見逃していたからの報いでしょうか(まぁ被害を被ったのは投資家とか顧客だから最悪)

個人的には直接原因の『呼出関係切断』も本当かなあと信じがたいです。
コンデンス処理はデフラグであり移動するだけで関係が切れるどうこうが頻発するものでないと私は経験上感じていますし(いや、富士通さんのメインフレーム性能はいいと思いますよホント)。
東証が特別で切れやすい?ファイルシステムを採用していたのなら、毎月そんなリスキーなデフラグしないほうがいいのでは(汗…。

これも2007年問題の一環だったりするのでしょうか。知識超豊富で気配りのできるエンジニアが減っているのか…。
オラクルとか今時のシステムでは複雑なことができる分、もっと知識や配慮が必要なのでしょうか。
ここに書いたメインフレーム知識は従事者には基本事項で特別でない。
こういう事件の裏で、トラブル起こさず黙々と運用を守り続けているエンジニアさん、本当にお疲れさまです。


(2005/11/4追記)
証券会社や報道機関などに株価を伝えるシステムのコンピューターに数値処理ソフトウエアの問題で障害が発生。担当者などが復旧を試みたが取引開始に間に合わなかった。同システムは富士通製という。

なんか本日朝から今度は名古屋証券取引所がシステムが止まっているらしい。売買でなく表示伝達系で問題が出たので止まっているらしい。
これも富士通製だと報道されてますが、あれほどの大企業ですからその社員&関連会社全員が同一のスキルで従事してるわけではないので、東京証券取引所の影響でどうこうじゃないと思いたいのですが、なんか見えない重力みたいなのが働いているのか…。
本日の新聞報道では東証のほうの原因は依然不明。日経産業新聞では会見で「運用の問題ではない」とありました。本当に?
…となるとバグか物理的故障であり以下のような考察外の要因ということに?ううむ。


(2005/11/1)
プログラムのミスやバグよりも、運用のミスの印象がありますがはてさて…
東証のトラブル、ITmediaでの記事を読むと心当たりあります>トラブル原因

ITmediaニュース:東証の取引停止、原因はプログラムミス.

東証のシステムは毎月末、データ格納領域の空き部分を整理・統合し、各データの格納位置を最適化する処理を自動で行う。10月末の自動処理の際、証券会社のコードなどを記録したデータの格納位置が変わったが、新ソフトがデータの移動先を特定できず、障害が発生したという。

今回の富士通のシステムがどんなマシンか不明ですが(汎用機らしい。11/2日経産業新聞によると、東証では富士通1、日立2の合計3システムが稼動)、私が触っていた富士通の汎用機でのDBシステムでは心当たりあります。
まぁDBならどこでもありえる話ですけど。

汎用機FACOMのMシリーズにはAIM-DBというデータベースがあり(RDBよりシンプルな富士通機では定番DB)、アクセス速度をあげるためにADL定義でINDEXを付け足すことができます。目次専用テーブルです。
DBに書き込み命令をすると、INDEXとDB本体の2箇所を同時更新します。だから通常では同期は維持されている。
ところがDBやindexは、パソコンのデフラグ画面のように使うほど歯抜け状態になるので、このフラグメンテーションを定期的に解消する必要があります。
このとき、AIM-DBではDBとINEDXが別々にデフラグできるところが落とし穴です。
正式には、先にDB本体をデフラグしたら(私の場合は全件抽出し、完全クリアし、頭から順に再登録という運用をしてました。Windowsのような外部にexportせずに自己内でオンライン中にデフラグする荒業な機能は汎用機にあるのかな?)、その次に必ず「INDEXの再構築」をします。新配置なDBのデータ位置に基づいてindexを作り直すわけです。collect&createというツールコマンドで呼ばれています。
だから、もしもindexの再構築を忘れると、inedxには古いDASD(ハードディスクのこと)アドレス番地が残っているので、それでアクセスしてもデータはそこに無い。
CMT(カートリッジテープ)にDB構造をバックアップできるのですが、構造をそっくりバックアップするので(いわゆる汎用性のあるexportだと時間がかかるので見た目のまま取得するのが速い)、ADLの定義上は、DB本体とINDEXは必ずセットでバックアップし、リカバリするときも同時に戻さないと不整合になります。
緊急事態で古いデータで戻すとき、どうしても両方リカバリできないならDB本体だけ復旧して、そのあとindexの再構築をする必要があります。
それだけ、ディスク上のデータの物理的アドレス位置におもいきり依存しているのでちょっとでも移動したら必ず追随措置をしないといけません。
いろいろオートマチックなパソコンのファイルシステムより不便ですが、これも、セクタやトラック単位でDBを設計できるためです。例えばディスク1周が1000で、あるDBの1件のレコード格納長(レコードの長さ+管理ヘッダ)が100だったなら、ブロックサイズ10とすると隙間無く格納され、9だと100余るのでDBが巨大になるほどその無駄も大きくなります。MS-ACCESSではデザインしてデータを格納したあとに何キロバイトになるか予想つきませんが、AIM−DBならば「100をブロック10で件数はこれで、ディスク種類は1周1000のタイプで…」から生成されるDBのシリンダサイズは設計段階で算出できます。実際のDASD上にそのサイズ通りに作れるとちょっと気持ちいいです(笑)。

というわけで、
今回のような事象は、DB本体だけデフラグして、indexを放置していたら絶対に発生する現象です。
あと、DBには目次付ける以外にも「オンメモリ」にすることも定義できます。要はディスクの中身を丸ごとメインメモリにキャッシュ。究極の高速技ですが当然メモリを食うし、物理レコードとオンメモリのレコードが非同期にならないよう、一般的には参照専用テーブルで使われます。今回はシステム起動時に発生しているので、メモリにロードするだろうから非同期にはならないです。だからメモリキャッシュとかではないと思います>原因
再構築はメーカー提供の標準DBツールの範疇なので、取引システムは直接関係無いでしょう。システムをどんなに厳しくテストしてもこの現象は見つからないでしょう。
いわゆるI/Oのトラブルのようでしたから、プログラムのバグというか、プログラムが物理アドレス直接指名して読みに行くようなことは今どきしないと思うのです。
せいぜい、DBのバックアップ&リカバリの訓練&チェックをする中で非同期の可能性に気付けるかと。バグよりも運用ミスの色合いが強いです。

このようにミスすると大変なので、通常なら、デフラグのJCLバッチの中でindexの再構築のフェーズも最後に入れておけば忘れるはずが無いわけです。
私のDB系JCLでは、再構築の結果リターンコードが0正常を返していること、indexとDBのそれぞれの処理件数を確認するとかやっていました。

結局ちゃんと作業の自動化できるので、同期忘れは起きにくいと思うのですが、改修後の初めての月末だったから、JCLの自動化スクリプトが不完全だったのでしょうか?index再構築のところをstep記述漏れ?
ウチのよりずっと高度なサーバなり汎用機なら、私のような分けてそれぞれデフラグする手間自体がもう無くなっているのかもしれない。
となると非同期になった理由がわかりません。
同じシステムならば上記のような不整合がありえます。

「目次と本体を別々にいじれるなんて怖い。非同期の要素が入りまくりじゃないか」と思う人もいるでしょうが、確かにその通り。
indexの部分も実は小さな単独DBですので、保守運用的には個別に扱えるのも便利/仕方が無いです。
indexは1つの本体に複数個定義できますので(主キーとできるキーはひとつとは限らない)、余計に同期が肝要です。

あと、

東証のシステムは、ハードを二重化してバックアップ体制を整えているが、ソフトは「ソフトのバックアップを整えることは、現実的には不可能」

これも判る気がします。
以前に航空管制計画システムのデータにバグがありダウンしたことがありましたが、バックアップにも同じソフトとデータがあるので、ハードの故障でなければ、切り替わってもそこでバグが再現されてまたダウンしてしまいます。
だからソフトのバグに対してのミラーリングはあまり意味がありません。
じゃあ「古いバージョンに戻すリカバリバックアップ」はどうかといいますと、今回の東証のようにデータ構造に変更があったので、プログラムだけ戻しても古いプログラムは新しいデータに対応してないので読めない(従来の範囲を超えたらエラーとかになる)。
じゃあデータもセットで昔に戻せば同期が合いますが、取引会員が増えての更新や、新フライトプランの時刻表では、もはや昔に戻るわけにはいかないです。データの構造変化を伴う更新の場合、もはや後には引けないのが運用の実情かと。

じゃあどうすればいいの?と問われれば、
究極には、やはり運用者の気配りでしょうか。
「あの作業やってくれた?」と声をかけてくれたり、「まて、その場合はこの作業も必要だぞ」と気付いてくれる人が最後の砦だなあと思うのが私の実体験によるところです。

(補足)
http://www.atmarkit.co.jp/news/200511/02/tse.html
こっちの記事によれば、今回のシステムはメインフレームだとありますね。となるとMかGSのシリーズの機種なんでしょうね。
汎用機って自己修復とか自動変更とか仕掛けは少なくて、作業は人がその都度小分けで実行するアーキテクチャという印象があるので、過程が見やすいぶん、作業漏れもあるわけで。WindowsXPのエラーからの自動リカバリなんか何やってるのか見た目で判らないので本当に直ってるのか不安ですけどね(笑)。
あと、歯抜けとかの表現をしましたが、物理的にディスク上からデータの消去はたぶんしないと思います。削除フラグを書き込んで隠すだけかと。MS-ACCESSでも「ファイル圧縮」があるように、レコード削除をしても実際は消えてないほうが効率がいい。空き隙間を探して上書きするのは時間がかかるのでファイルの末尾にひたすら足すほうが速いとかありますから。
だから月末に削除フラグのレコードをまとめて撤去して隙間を詰める作業が必要になります>データベースたるもの
あと、人の話で「新生データセットのカタログ忘れじゃないの?」ということも聞きました。
まさか…と思いますが可能性はこれもありますね。
汎用機ではデータセット(DS:ファイルのこと)を作るだけではプログラムからは見えず、「カタログ」という作業でDASDのDS一覧情報に掲載されてはじめて認識できます。普段はDSを作ると同時にカタログもされるので不整合は無いのですが、カタログ未登録でDASDには存在する(アンカタログ状態)、DASDから物理的に消去されているのにカタログ情報が依然として残っている、という現象が汎用機のファイルシステムではたまーに発生します。(運用のミスとかテスト実行失敗でファイルが中途半端になる)
参照テーブル(データベース)がアンカタログ状態になっていれば、プログラムはfile-not-foundでエラーになります。
今回のニュースでは「読み出し位置が狂った」という表現をしていたので、アンカタログではないのかもしれません。DBの各テーブルはDASD上ではテキストファイルとかと同格にDSに過ぎないのでカタログは必須です。
運用ツールではカタログを経由せずに直接DASDを閲覧するとかできるので、アンカタログ状態のも把握はできますが、見えないのは不便なことには違いありません。
あとデータベースとしてのDSは「排他制御ロック」という属性があり、これがアクティブだとプログラムからのアクセスを拒否します。リカバリーでデータを復旧中とか、データをこれ以上更新されたくない場合にツールやコマンドでこの属性を与えます。
作業後にこれの解除を忘れると、翌日にプログラムがアクセス拒否されましたエラーとか出すわけです。

コンピューターはウソ付かないので、やはり人のミスでのトラブルなのでしょう。ハード故障由来よりは多いかと。
機能や仕様が複雑なほどチェック項目が多いので、大規模システムほどミスする確率はあがりますよね…。
私も用心しないと。

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2005.11.13

土星衛星タイタン探査機カッシーニ撮影と石油

(2005/11/13補足)
日経紙面11/13で「石油は有機か無機か?」という記事が。
私は古代生物の死がいが地層に蓄積圧縮され油脂化するという有機説を普通に信じてました。
そしてこれらはいつか枯渇する、とも。
ところが2005年の今になっても油田は発見され続け,枯渇する様子が見えません。
そこで今回知ったのは、石油やガスは岩石と水から生成されてるという無機説と石油やガスは今もどんどん作られ続けているという説です。
例えば石油は生物が居ないかなり深層からも発掘されています。昔に植物があったとかでない岩石地層から。有機論では「深層でもバクテリア等が居てそれが変化した」と考えているようですが。
どうも岩としみこんだ水と圧力と熱があればガスが生成されるそうで、高圧実験でもメタンとか作れたとか。
しかしタダの石ころと水があんなドロドロした油になれるのか?有機なものになれるのか?はイメージ的に想像できません。
この無機論が正しいとすると、地球上の岩盤自体が石油の源となれるので想像以上に石油はこれからも生み出されることになり、今の石油枯渇が発生していない事実にも符合するかも?
そして、よく思い返してみれば、タイタンにはメタンやエタンが観測されています。
あんな寒いところに有機生命体が昔たくさん居たはずがないのに、タイタンの地表はガスで覆われるほどの大量にある事実。これらはどこから来たのか?
それを思えば、無機説もなるほどなと思えてきました…。


(2004/10/28)
衛星タイタンbyカッシーニ
NASAジェット推進研究所(JPL、本部・カリフォルニア州パサデナ)が10/26の米欧土星探査機『カッシーニ』撮影の写真を公開。
元のデータはモノラルで、紫外線や赤外線それぞれの観測反応をデジタル可視化合成した写真ではあるが、大気そのものが写ってないがそこに含まれているメタンの反応で大気がある感じがこれからも感じ取られますね。
しかし堅い地表があるのか?液体や気体の分布は?などはまだ不明らしい。
NHKの番組で知ったのですが、
銀河とかの天体写真、とても色鮮やかに撮影するプロの写真家がいますが、あれはどういう風にやってるかといいますと、
高性能なカラーフィルムとかではなくて、三原色に分けて、赤の部分だけ撮影とかやってあとで合成するそうです。単色フィルムのほうが色をよく拾えますからね。
宇宙の変化が非常にゆっくりなのを利用して長時間露光して細かい光を拾っていく根気が必要なのだとか。
ただし、超新星爆発とか短期間で変化する場合は、長時間露光する間に形が変わってしまうため、こういう変化の激しい天体を綺麗に撮影するのは難しいそうです。
衛星タイタンとは:
水星より大きく太陽系の衛星で唯一独自の大気を持つ。
表面は氷点下179度と超低温で環境は原始の地球に似ているとされる。
メタンとエタンの海が存在するとみられている。
今後のカッシーニ行動計画:
4年の探査期間中に45回タイタンに接近。土星の周りでぐるぐる何度も巡り会いながらの観測。
12月24日にカッシーニから切り離し来年1月に小型探査機ホイヘンスを着陸させさらに詳しい観測を行う。

こうして太陽系も解明が進んでいくのですね。
ただしエウロパを除く(笑)。

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2005.11.09

レガシーと随意契約への回帰

(2005/11/9追記)
回帰ネタで11/8の日経産業新聞に
『さよなら間仕切り オフィスが変わる 働きやすさを求めて』
と題して、職場の机が個人パーティションを切っていたのを廃し、従来の島形整列で広いフロアに戻して効率アップ♪という事例紹介がありました。
テレビでみているとヤフーとかの職場はアメリカっぽいパーティションに分かれてますね。私がシステムセットアップに廻ったIT研究所な職場もそうでした。壁に家族の写真とか貼ったり、ディスプレイの上に食玩フィギュアを並べたり。
なんか「個」を尊重して邪魔されずに専念できるとかなんとか>パーティション
それで結局今度はそれをやめてるのが流行ってるらしいという記事でした。
フェイストゥフェイスで気軽に情報交換、場に活気が出た、プリンタとか共用で効率化とかベタ褒め。

だったらパーティションなんかで区切らなきゃよかったのに(笑)

大企業だと組織改編もよくあります。うちの会社は数年おきにやってるのではないか?
その度に担当名が変わってきた。仕事内容も勤務先も変わらないのに。名刺や封筒の印刷業者が儲かるだけではと思えるぐらい(笑)。
しかも改組を考える部署が社内説明会で「今回組織を中央に集約することで従来より生産能力をアップ、地方の支社を統廃合して費用も合理化でき…」と言ってましたが、数年前に「全国に展開しお客様に密着したきめ細かなサービスのため…」って支店支社を乱立させてきた部署はあんたじゃなかったのですか?と。
平気で自分の過去のことを悪の踏み台にして理想をかかげてる。じゃあ過去を失敗と認めるならその責任取ってくれるのか?
説明会で「今度の改組で儲かる体制になると言うが、そうならなかったらどーするんですか?前体制だって『今度こそ良くなる』と言っていたじゃないですか」とツッコミ入れてみましたが今度の成果やいかに。
私の経験では名前だけ改称しても全然意味も効果も無いと思います、ハイ。


(2004/9/30)
最近は総務省はITでなくICTと呼んでますね。情報通信技術ということで。
2004.9/30日経産業新聞の連載記事で、情報システムと政府調達見直しのはなしが出ています。
政府がレガシーに金がかかりすぎているので随意契約からの脱却を目指している、
というのは既にみんな聞いたことがあるかもしれません。ダウンサイジングとかオープン化とかの旗振りのもとで。
ところが、今回の記事では
「システムでは最大規模の社会保険庁のシステムの刷新可能性調査にIBMビジネスコンサルが5億6700万円で受注」などとあり、
コストダウンする調査そのものに政府はすごいお金をかけていることを報じていました。
成果物は紙レポートな仕事で5億円ですか。
こういう調査に職員調査委員会ではなくて専門家を雇うのは、欧米のマネなわけですが、
実はその先進な欧米の最新の調査では、
随意契約が増加している、分割小規模でなく一括での発注も増えているとか。
その理由は、
金の安さばかりにとらわれていて、安全性がおろそかになっていた。お金が少々かかっても信頼性の高いシステムが望まれている、
分割発注開発では完成時の結合エラーや工期の長期化でスムーズなサービス提供にも障害になる、
人手を頻繁に広く入れ替えると機密が漏れるのでセキュリティ的にまずい、
などなど。
なので、日本も行き過ぎたレガシー撤廃風潮に危惧する、という記事内容でした。

なんか結局元に戻っている感じですね。
昔はC/Sで負荷分散とか言われながら、今は共通基盤やASPやWEB化といったサーバ集中型に形態も回帰しています。
この形態は、元は汎用機でやっていたもの。
私も汎用機触ってきて、これの処理能力の高さと超安定な動作には感心しているので、UNIXでは大型システムはかなり不安です。
UNIXシステムも作ってきましたが、プロセス異常でゾンビ化し再起動すれば回復する、という原因がわからない不調が多かったです。
もちろんプログラムがまずいのでしょうが、どうまずいのかが見えないのが困る。
汎用機は全エラーに番号が振ってあって、異常時には必ず明快な理由を示してくれるのでデバッグしやすいです。
なので、予算を考慮しなければ、汎用機がいいなと思っています。
最近汎用機もすごく安くなりましたし。(それでも千万、億の単位ですが)
開発請け負う側としても、一括のほうが全体を見渡して開発できますし、
予算も多いと開発リソースを集めやすいですし、値引きもしやすいですしね。
汎用機開発でも適正な価格で商売するメーカーさんもいるだろうから、
そういう善意のメーカーであれば随意契約してあげていいのではないでしょうか。
今は高費用だけで悪にされているきらいがあります。

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