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2006.09.11

宇宙パイオニアコピペ、ボイジャーの旅

(2004/06)パイオニア10号
2ちゃんねるのコピペ、元はどこからだろう。

◆ある静かな夜、ささやきが…

冬の終わりの静かな夜、スペインはマドリッドの巨大電波望遠鏡が、ザーザー乱舞する雑音の中に、
ある「生命」からのかすかな信号を探し出した。
信号の方向は牡牛座。「生命」はパイオニア10号宇宙探索機。
30年前に母なる地球を離れ、宇宙開拓史上初めて危険な隕石帯を無事に通過し、
輝く雲海をかすめながら初めて巨大な木星の近接観測をした。
そこで木星の強力な引力を使って時速13万キロに加速、以来宇宙の果てに向けて延々と旅を続けている。
パイオニア10号は現在地球から78AU(1AUは太陽と地球の距離)の地点にあり、
時速約5万キロで太陽系を離れて行く。パイオニア10号の設計寿命は2年だった。
それが30年後の今でも生きている。

◆主人を見つけた子犬のように
5年前プルトニウム電池の出力低下とNASA(米航空宇宙局)の予算削減でパイオニア10号との接触は打ち切られた。
光ですら11時間かかるこの距離では太陽も夜空の星のひとつに過ぎない。母なる地球の方向も分からない。
接触が打ち切られて以来、パイオニア10号は地球から送られて来るはずの強力な電波を待ちわび、
必死に耳を傾けていたに違いない。
再びパイオニア10号を探し出すには半年以上かかった。地球から強力な電波を送り続けた。
それをやっと聞きつけたパイオニア10号は大喜びでその方向へアンテナを向け、
集めた観測データを一生懸命送って来た。
パイオニア10号が宇宙の向こうで主人を再び見つけた子犬のように喜んではしゃいでいる姿が見えるようだ。
パイオニア10号との接触は今後も続けられる。
宇宙からの極めて弱い信号を雑音の中から聞き分ける研究にパイオニア10号が使われることになったからだ。

◆長い旅の終わり
パイオニア10号には金メッキの銘板が取り付けてある。人類の男女の姿とこの機械がどこから来たのかの情報が刻まれている。
この銘板をデザインしたひとり、6年前に62歳の若さで亡くなったカール・セーガン博士がこの中に生きている。
パイオニア10号は30万年後に地球から約10光年離れたロス248番星を通過する。
太陽のたった17%の大きさの星で、生命を宿す惑星を従えている可能性は少ない。
その後パイオニア10号は限りなく永遠に近い長い孤独な銀河の旅を続けるだろう。
この旅が終わりのないものとは信じない。やがて銀河の果てで、ある文明と遭遇し、人類からのメッセージを届けるだろう。
その惑星の博物館に大事に、大事に収められた時、パイオニア10号の旅は終わるのだと思う。
その惑星の子供達に見守られながら。

パイオニア10号は単なる機械ではない。我々人類の一部である。
やがて地球上の人類が滅びても、我々は永遠にパイオニア10号の中に生き続けるのだ。
冒頭でパイオニア10号を「生命」と呼んだ理由がこれで分かっていただけたと思う。


(2003-02-26)ニュース
30年余でついに交信途絶 探査機パイオニア10号
 米航空宇宙局(NASA)は25日、1972年に地球外知的生命(ET)へのメッセージを
 搭載して打ち上げた惑星探査機パイオニア10号との交信がついに途絶えた、と
 発表した。
 パイオニアの最後の交信は1月22日。地球から約122億キロ離れた地点からで、
 その後は何の信号も得られなくなった。
 プロジェクト責任者のラリー・ラッシャーさんは「2年足らずの設計寿命だったパイオニア
 10号は、本当に働き者だった」と、探査機との別れを惜しんでいる。
 10号は1972年3月の打ち上げ。翌年末に木星に接近し、初めて木星のクローズ
 アップ写真を撮影。木星とその衛星の美しい画像などを送り、83年には海王星や
 めい王星の公転軌道の外側に達し、探査機として初めて太陽系外に出た。

さよならでない、いってらっしゃいパイオニア。元気でな。

関連:スタートレック 超時空惑星カターン
スタートレック 超時空惑星カターン
宇宙航行調査中のエンタープライズ号は古めかしい探査機と遭遇した。それはどこから来て何の目的で飛んでいたのか…。
TNG放送の中で感動の名作の回。
StarTrek Picard/Theme From Inner Light YOUTUBEにプロモーション風ダイジェストが。
これだけ消されずに残ってる2013.04


↓↓ ここからボイジャー ↓↓

(2006/2/13)ボイジャー1号
ナショナルジオグラフィック2006-2でパイオニアでなくボイジャーのほうの最新動向が紹介されていました。

宇宙探査ボイジャーの壮大な旅〜太陽系に別れを告げ未知なる宇宙へ

29年前に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の2機の惑星探査機「ボイジャー」。この年代物の探査機はクモのような長い脚を持ち、搭載するコンピュータは電卓ほどのメモリーしかなく、発電機も100ワット電球を3個ともせるかどうかの低い電力しか供給できない。
そんなボイジャーがまもなく太陽系を飛び出す。現在は冥王星の軌道のはるか外側を時速6万キロの高速で進んでいて、これまでに打ち上げられた探査機の中で、最も遠くまで達している。
ボイジャー1号は2004年の終わりに「ターミネーション・ショック」と呼ばれる宇宙の境界域を通過した。そこは太陽から吹き出している太陽風が恒星間ガスとぶつかるところで、太陽系の外縁部にあたる。そしてあと10年もすればボイジャー1号は太陽系から完全に離れ、恒星間の宇宙へと旅立つ。ボイジャーのプログラム技術を担当するNASAのエリッククリスチャンは「恒星間宇宙に踏み込むのは人類初の快挙だ」と興奮して語る。
NASAが予算を計上し、年代物の機械が動き続ける限り、ボイジャーの壮大な探査の旅は終わらない。

ともに土星を目指した1号と2号、1号が先に土星後は直接外縁を目指し、2004年12月にターミネーションショックに到達。ここは太陽風が減速し粒子がたくさんある領域で磁力が強い場所。
ここからさらに向こうが「ヘリオポーズ(太陽圏界面)」という太陽風の到達限界領域。そこから先は恒星間宇宙となるわけです。
1号は大量の粒子を浴びさらされたが、ヘリオポーズを抜ければ太陽風の加護が無くなり今度は宇宙線にさらされる旅となる。
それでもプルトニウム燃料はあと15年は持つそうで、地球との交信も続けられる予定。
天王星海王星に寄っていた2号もあと2年もすればターミネーションショックへ到達する予定。
これらに載せられた金色ディスク(アナログレコードの原理で記録され、レコード針も付けられている)を誰かが読んでくれる日がくるのでしょうか。
しかし「最も遠くまで達している」と書いていますが、先に打ち上げられたパイオニア10号が2003年2月に交信途絶したほど先行してたのではないのでしょうか。距離的にはボイジャーが最遠なのかな。

(2006/9/3)ボイジャー1号、続報
【宇宙】1977年に打ち上げのボイジャー1号、遂に太陽系の最果てに到達:いよいよ未知の星間空間へ

NASAは8月15日、ボイジャー1号は米太平洋時間同日午後2時13分(日本時間8月16日午前6時13分)に、
太陽から100天文単位(1天文単位=約1.5億km)離れたヘリオシース(Helioseath)と呼ばれる太陽系の果てに到達したことを明らかにした。
ここでは太陽風の力が著しく衰え、その先には太陽系の最果てヘリオポーズ(Healiopause)がある。
今後、ボイジャー1号は一日約160万kmの速度で飛行を続け、10年以内にヘリオポーズを通過し、いよいよ未知の星間空間へと進む。
ミッションを運用するジェット推進研究所(JPL)によれば、2020年頃までボイジャー1号と姉妹機ボイジャー2号との交信を維持できるとのことである。

日本惑星協会 http://www.planetary.or.jp/HotTopics/topics060823_3.htm

関連:『宇宙からの贈り物 ボイジャー航海者たち』
1992年TBS放送の番組のナレーション。探査機を主人公に仕立てて旅を印象的なものに。

(更に追記 2011/8/11)
【宇宙】1977年打ち上げ 無人探査機「ボイジャー1号」、まもなく太陽系外へ 人類史上初
2011/08/11(木)12:15:46.38
1977年に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ボイジャー1号」が間もなく太陽系を出る。
最新の研究によると「いつ出てもおかしくない状態」(NASA)で、人類が作った物体としては初の「太陽系脱出」となる。
ボイジャー1号は79年に木星に接近したあと、80年に土星に接近。そのとき土星の重力で太陽系の公転面から外れた軌道に入った。
11日現在、太陽から176億4千万キロ(太陽から冥王星までの距離の3倍程度)離れたところを、時速約6万1千キロで太陽系の外に向けて飛行中だ。
太陽からは、陽子や電子からなる「太陽風」が吹き出している。ボイジャー1号は太陽風が急減速する「末端衝撃波面」を2004年に通過。
6月に英科学誌ネイチャーに掲載された論文によると、昨年末から今年2月に太陽風の「風速ほぼゼロ」を観測した。さらに太陽風の影響と星間物質の影響が見分けられない状態を観測すると、太陽系を出たことになる。
その位置は、太陽から平均181億キロ前後にあると推測されており、NASAは昨年「2015年ごろに太陽系を出る」と発表した。
しかし、ボイジャー計画の責任者を務めたカリフォルニア工科大のストーン教授は今月、「いつかはわからないが、いつ越えてもおかしくない」と述べた。
1号の半月ほど前に打ち上げられた2号も、太陽から143億キロ離れたところを飛行中だ。
http://www.asahi.com/science/update/0811/TKY201108110137.html

ついにヘリオポーズも越えるところまできましたか。その2ちゃんねるのスレッドで印象に残ったコメント。
↓人類の英知は宇宙のどこまで及ぶことができるのだろうか
515:名無しさん@12周年:2011/08/11(木)13:37:34.14 ID:HzJjFHDA0
そこは太陽の光も微弱になった暗闇の極低温の空間と言っていいだろう。
ボイジャーはこの茫漠たる暗黒の空間の中を闇に紛れ込むようにして、未だ太陽系の本当の外を目指している最中だ。

(2012/12/4)
NASA発表で想定より太陽系が広くてボイジャー1号はいまだ太陽系圏内だと発表。ニュースになっていました。
これだけ離れると、もう磁力線の向きが太陽の影響を受けないだろう、という距離まで進んでみたらまだ影響が観測されたので圏内だそうで。ボイジャーもそんな遠くからまだ観測データを送っているのか、なんと頑張り屋。
上の過去の報道見ると「2015年に圏外出るかも」とか言っていたので、NASAはそんな想定外とは思っていないのかもしれませんね。
とにかく宇宙ヤバイ。

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