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2007.09.21

マントル層まで掘り進む地球深部探査船『ちきゅう』完成

(2012/04/29)
「ちきゅう」世界最深掘削=日本海溝、海面下7740メートル-海洋機構
海洋研究開発機構は27日、東日本大震災の巨大地震・津波のメカニズム解明のため、宮城県沖の日本海溝の震源断層を掘削調査していた探査船「ちきゅう」(約5万7000トン)が1本目の穴の掘削を終え、海面からの深さの世界記録を更新したと発表した。
水深6883.5メートルの海底下をドリルで856.5メートル掘削し、海面から合計7740メートルとなった。
http://kanchigai.blog.shinobi.jp/Entry/2172/

調査してるとは聞いていましたが、そこで世界記録を達成とは。
こんな長さでも掘削ドリルを船から延伸してたのでしょうか。
非常に長くシャープペンシルの芯伸ばすと折れるわけで、6800mもライザーパイプを海流のある海中で保持できるの?
掘削基地を海底に置いてそこから掘ったほうがリソース少なくて済みそう?
(基地と船は、通信ケーブルでつなぐ程度とかにして)
スペックで7000mはOKと言われていたわけだし、海面から本当に7700mも伸ばしたんだ?すごいですね。


(2011.10.11)
「ちきゅう」の活動報告&成果がニュースになってますね。岩盤の中に生命体が生きているとは。
ナショジオの恐竜特集でやってましたが、セカンドインパクトを生き延びた原因は、「水中にいた」「穴ぐらとか土の中にいた」「卵とか土の中にあった」で高熱回避できたのだろうとの想像ですが、
こんな地下深くだともっと生き延びそう、というか今でも生きていたわけで。
しかしこれらが地表にあがってきて知的生命体に進化するんでしょうかね、生命絶滅免れる切り札とはいえ...
しかし「ちきゅう」は1200mの海底からさらに200m掘削するとはすばらしいバランス性能!?

46万年前地層に微生物8割が生きていた
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20111011-848219.html
青森県・八戸沖の海底下にある約46万年前の地層から、生きた微生物を大量に採取することに海洋研究開発機構などのチームが成功し11日、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。微生物は極めてゆっくりエネルギーを消費するため寿命は数千年単位とみられ、チームは「過酷な環境を“超省エネ”で生き抜いてきたのだろう」としている。
チームは2006年、地球深部探査船「ちきゅう」で八戸沖約80キロの水深約1200メートルの海底を掘削。海底から深さ約200メートルの約46万年前の地層から、1立方センチ当たり1千万個を超える単細胞の微生物を採取して培養した。
多くは未知の微生物とみられ、大きさは0・5~1マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。養分を与えて高性能の質量分析計で測定したところ、約8割が養分を取り込んでおり、生きていることが確認できた。ブドウ糖の一種など高栄養のものを与えたときには細胞分裂して増殖。ただ、養分を取り込む速度は大腸菌の約10万分の1以下と極めて遅かった。チームは養分の取り込みに使うエネルギーを節約して生命機能を維持し、一つ一つが数百~数千年と非常に「長生き」だった可能性もあるとみている

諸野祐樹・同機構主任研究員は「8割近くが生きているとは思わなかったので驚きだ。微生物が関与しているとみられるメタンハイドレートや天然ガスなどの成因解明にもつながる」としている。


(2007/9/21)
今日のニュースでやっていましたが、大深度掘削する世界初ライザー式科学掘削船「ちきゅう」が地震震源調査のため6000m掘るプロジェクトで紀伊半島沖に本日出港したそうです。
スペックでは先に書いたように7000mまで行けるそうなので、本領発揮なところでしょう>6000M
ニュースで解説がありましたが、6000m掘り下げるという行為は、0.5mmのシャープペンで例えると30mに芯を伸ばすことに匹敵するという。それを海上に踏みとどまってバランスとるのだからすごい。
(公式スペック見ると、ドリル部は直径140mm。これは0.5mmの280倍だから、6000Mが21.4Mになるという縮尺かな)
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/

(2006/07/24)
最新鋭学術船「ちきゅう」油田探査へ…異例の商業利用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060724-00000006-yom-soci
 世界で最も深くまで掘ることができる日本の最新鋭学術調査船「ちきゅう」(海洋研究開発機構所属)を、本来の学術探査とは別に、海外企業やケニア政府が進めるインド洋の油田探査に投入する計画が日本など関係各国で進んでいることが24日、明らかになった。
 豪石油会社「グローバル・ペトロリアム社」が明らかにした。
 ちきゅうは、地震の仕組みや地球の歴史を解明する「統合国際深海掘削計画(IODP)」の主力船として建造された。同船はもちろん、海洋機構の学術調査船が商業性のある石油探査に利用されるのはきわめて異例。有望な海底油田を抱えながら、設備や技術が不足する国々に、世界最高性能の掘削船を提供することで、資源開発分野での国際貢献を果たす。

(読売新聞) - 7月24日15時35分

半分商売でも半分は国際貢献なので無下に断れないのでしょう。IODPが建造したからってその出資国で独占的運用では…。
7月に封切の『日本沈没』でこのちきゅうが登場したのには驚きました。でもジオグラフィーな話にふさわしい船です。

映画の中でライザーパイプを海底までつないでいる様子が出ていましたが、あれはCGでしょうがああいう感じなんでしょうね実際も。海底にはアンカーみたいな装置が一基座っていて、そこからさらに地底へと掘り進むのですが、その装置が海底に固定されているということは、逆に海上の船は相対的にかなり動いてしまい、パイプがはずれる危険性がありますよね?
その辺を調べてみると、まずライザー自体が伸縮性があり、簡単にはバラけないこと、そして掘削船の特長はその場に踏みとどまれる制御装置を持っていることで、船全体を複数のスクリューで細かく制御できるそうです。
海の上で海流や波に長期間不動で居られるって大変そう。
(掘削には時間がかかるので一度始めたら天候や気象に関係なくそこに踏みとどまらないといけない)


(2005/08)
『マントル層への到達を目指す地球深部探査船「ちきゅう」引き渡しへ』
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/eco/389148
『ちきゅう』は科学研究目的の深部探査船としては初めて、海底油田の掘削に使われる「ライザー掘削方式」を採用。海底下7000mまで地質サンプルを採取できる。ライザー方式は、探査船と海底下の掘削孔の間をライザーパイプと噴出防止装置でつなぎ、その中に泥水を循環させながら地層の圧力を制御して掘削孔が崩れるのを防ぐ。
科学調査目的の掘削最高記録は、米国のノン・ライザー型船の海面下2111mm。ちきゅうは、記録更新を目指し、水深2500mの海域で海底下7000mの掘削を行うほか、将来的には水深4000mの海域で海底下7000mの掘削に挑戦し、マントル層への到達を目指す。

4000mの海でさらに地面を7000m掘削!?
とてつもない長さですね。海深度だけで富士山越えているし。
これだけ掘れば確かにマントル層まで届きますが、石油ならぬマグマが吹き出てくるとかするのでしょうか?(笑)。
それにしても7000mものパイプって繋げられるものなのか?
光ファイバーケーブルを海底に這わせるなら折れたり切れたりしない柔軟さがありますが
パイプなら押し出していく途中でずれたりしないのだろうか?海中4000mの部分も海流に押されて曲がったりとか…
リンク先に写真がありますが、造船の巨大建造技術は迫力があります。
(先日にNHKで戦艦大和の最期を見たし)

地球にもまだまだフロンティアは残っているようです。
で、マントル層に到達したら使徒パターン青な遭遇をしたりして?

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» トンネルの中にはやみくろが [ザリガニ的性質]
いるような気がして羊男と一緒に古井戸探検したくなる、20年前に図工の授業の為に購 [続きを読む]

受信: 2005.08.01 22:48

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