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2012年11月

2012.11.05

東京:NHK東京スカイツリー完全版

2012年5月のNHK-BSプレミアムの放送の話を、いまさら11月に。
(忙しくて久しぶりの投稿)
この番組は記事にしておきたいな、と、ずっとHDDに録画し消せずにいました。
ブルーレイに書き出すのが不調だったので(汗>バッファローのTVソフトがオカシイ...

番組『東京スカイツリー完全版』
内容は、地域の人からタワーの技術、そしてたくさんの映像披露で本当に「完全版」と呼べる良作でした。
こういうときのために受信料払っているようなもの(笑)。

スカイツリーには最新テクノロジーや工夫があると既にいろいろ知られてますが、
私は科学技術面が好きですので、そっちだけをピックアップしますと、

*スカイツリーホワイト
藍染で最初に得られる「藍白」を参考に開発されたカラー。真っ白でなかったのですね。これにより空の青とよく溶け込みます。
*高光度航空障害灯
東京タワーが色が赤白なのは背が高いためで飛行体との衝突防止策だと知っていたのですが、高層ビルに赤白なのが無いなぁと思っていたら、あれは色の代わりに「障害灯」を点滅させていたんですね。東京スカイツリーもそれをたくさん点滅させることで赤白に塗らなくて済んだそうで。
*東芝エレベータの段差は0.1mm以下
エレベータ、長距離レールをたくさんつないでも滑らかに仕上げる。外装鉄柱も地面が三角柱で上は円柱、その変化のため鉄柱のひとつずつが全部形が違う。それを全国の工場で分担で製造して、下の柱から順番に納品されるようにスケジュール、精密度だけでなく納期までも揃えるとは工場のものづくりはすごい。しかも組み上げての誤差も数ミリの単位。塔の各所にセンサー、上空からのGPSで誤差を精密に測定する技術もすごかったです。風や地震で揺れるのによくもまあ。
*ロゴスキーコイル
アンテナ塔の根本にこの大型コイルを巡らせて、アンテナを通る落雷を観測。雷研究の最先端でもあるそうです。
*イルミネーション
パナソニックは最初は入札のときは全LEDではない提案だったのに、その後数年で技術が進み結局は全部LEDとの方針変更したそうで。LEDは光量が弱い印象があったのですが、長距離の先を粋や雅で照らしますね。しかもライト各装置は風雨にさらされるので頑丈で、落雷にも耐えるタフでした。落雷試験でも止まりませんでした。
イルミネーションには、工事中は実験点灯を何度かやっていて事前に知らされていたようでちゃんとカメラ持ってきた見物客が居ましたね。その中で工事ライトを使って12月のクリスマスイルミネーションは一度きりのレアなイルミでした。
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*心柱コンクリートは浮いている?
大林組のホームページにタワーの建設技術をたくさん紹介してます。どれも興味深い。中央の心柱はコンクリートで外筒よりあとから製造されてるとは。自動で型に流し込み、固まったらそれを型が自走して進んでまた流し込んで...超高層で大型クレーンとか、ゲイン塔が円柱の中で事前に組み立てて一気に引き上げるとか、効率と安全の工夫が満載ですね。
*打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
隅田川花火、タワーより下で開花するんですね。展望台からは見下ろしで見物できるんですね。
*大林組専属カメラマン、工藤政志さん(70)
番組で一番良かったのは、この方の撮影した工事記録写真群。迫力ありましたね、すごく。大林組の専属で、現場に立ち入り自由が認められている人。キャリア40年。天下御免の向こう傷みたいに、いいアングルのために危険な足場に立ち入りが許されているという。セスナ機を垂直飛行させて塔を真上からシャッターに収めるとかアクロバティックなことも。工藤さんは40年前に建設中の東京タワーを撮影していてそのままカメラマンの道を歩み、今はスカイツリーを撮影しているなんてなんというめぐり合わせか。
20121105b

地域の人々の撮影から、NHKカメラマンのヘリ空撮、建設会社専属カメラマン、
NHKクルーだけでないたくさんのタワー映像を見せてくれた観て楽しい番組でした。

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