東京:戦後ゼロ年東京ブラックホール/映像の世紀プレミアム東京夢と幻想の1964年
年末年始でおもしろかったTV番組はNHKスペシャルでした。
(他には、孤独のグルメもたくさん見た気がします。放送本数が多いし、ネットでも無料配信だったので)
■戦後ゼロ年 東京ブラックホール|NHKスペシャル
https://www.nhk.or.jp/special/blackhole1/
2019/12/29再放送
戦後の奇跡的な復興の光の裏には影あり。光がまぶしいほど、その影も濃い。
東京の負の側面を映像や記録&証言で露わにする番組でおもしろかったです。
戦後ゼロ年は東京も無法地帯みたいな状態(占領軍の管理下なので日本の警察が手を出しにくい)で、外人マフィアみたいなのがいたんですね。
売血で1瓶500円、現在の価値で2000~3000円だったので手っ取り早い日銭稼ぎだたっとか、
人口多すぎてインフラが追い付かず不衛生だったとか。
ゴミは埋め立てて夏に発火して火事になってたり、下水が整ってなく、し尿は東京湾沖にそのまま捨てていたとか。
建設ラッシュで出稼ぎが多かったが労災や行方不明、田舎の過疎化、公害が進行していた映像もつらい。
■映像の世紀プレミアム 第15集「東京 夢と幻想の1964年」
https://www.nhk.or.jp/special/eizo/program/
2020/1/3放送
オリンピック元年1月の世論調査でオリンピック関心度が2.2%しかなかったのか。渇水で都内は給水車、源流のダムでは雨乞いの神事、上空から飛行機で水を撒いて降雨を促すとかやってたんですね。
都民も「オリンピックより生活環境改善を」とインタビューで答えていた。
それでも施設や道路の建設を無理やりに間に合わせたパワーがあったようです。
オリンピック開催中の人々の熱狂ぶりは、ほんと手のひら返し。今年2020年もいまはそんな熱を帯びていませんが盛り上がるのでしょうか。
当時の都知事の記者会見、オリンピック後で「無理強引があった」と反省の弁を述べていたのですね。
映像の世紀シリーズは2020年も続くと予告があったので次回も楽しみです。
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