グレートアトラクタ
我々の地球は太陽どころでない「大きな力」でダイナミックに動いているというお話。
銀河の集まりにもさまざまな階層があり、数十個の銀河のグループである「銀河群」や数百から数千個の銀河から成る大きさ300万光年以上の「銀河団」(これまで1万個以上発見されている)のような大規模な構造が観察されています。天の川銀河は、すぐそば(8万光年)のいて座矮小銀河(天の川の陰になっていて1994年まで発見されませんでした)や200万光年ほどの距離にあるアンドロメダ銀河などとともに「局所銀河群」を形成しており、銀河群全体が秒速600kmでうみへび座の方向に運動しています。天の川銀河から1億光年以内の距離には、おとめ座銀河団・とも座銀河団・ろ座銀河団などがあります。
1億光年以上のスケールで見ると、銀河団が集まった「超銀河団」という構造が現れます。例えば、地球から約2億光年の所にペルセウス座うお座超銀河団と(正体が必ずしもはっきりしていない)グレートアトラクタと呼ばれる超銀河団があり、局所銀河群はこの2つの巨大質量(太陽質量の数京倍?)に綱引きよろしく引っ張られているという説が唱えられています。これらの超銀河団は、銀河の塊として宇宙空間に一様に点在しているのではなく、フィラメント状に集まったり、巨大な「壁(ウォール)」を形成しており、それらの間には「ボイド」と呼ばれる銀河がほとんど存在しない空隙が広がっています。中でも、グレートウォールと呼ばれる銀河の集まりは、長さは7億5千万光年、高さは2億5千万光年以上、厚さは2000万光年にも及びます。
しかし、宇宙の大規模構造は、これで終わるわけではありません。最近、銀河分布を数学的に分析することにより、30億光年というスケールの構造が存在する証拠が見いだされました。
| 固定リンク
「科学技術・宇宙」カテゴリの記事
- 雲のオルタニング現象、猫のフェレンゲルシュターデン現象(2011.12.17)
- 科学の不思議とネット知恵袋(2011.06.03)
- ISS宇宙ステーションに大集合(2011.03.02)
- 透明標本って透き通って綺麗(2011.01.16)
- 準天頂衛星初号機「みちびき」打上げ成功(2010.09.12)

