学校の6割は毎年クラス替えをしない?
(下野新聞2005/4/4)
栃木の地元での県教育委員会のまとめが新聞記事になっていたのですが、
中学校で毎年クラス替えを実施しているのは4割、残り6割は特に二年→三年生時点ではクラス替えはおこなっていないとか。
発端は、県下の中学校が40人制から35人への学級編成引き下げがOKとなったことで、普段替えない学校が再編成をやろうとしたところ、
実はクラス替えをしてなかった所が多いとか、生徒達から「クラス替えしないで」と県知事に直訴があったりとか、クラス替えがあまりされてなかった実態が明らかになったそうです。
■クラス替えをしない理由
・教師が進路指導など長期に生徒を見守るのに合理的
・生徒も安心して学校生活が送れる
・宇都宮市内で多い(二年進級時のみ替える)
■クラス替えする理由
・毎年替えるのが当たり前(実施権限は各校長にある)
・多くの人との交流が生徒の人格形成に寄与する
・逆に一緒にさせたくない生徒同士や生徒と先生を離せる
・生徒が変わらなくても先生の異動が不可避
・二年間クラス固定せずとも進路指導はできるはず
・下都賀郡では毎年替える学校が多い
ちなみに記事では、なぜ地域ごとに替え頻度が異なるのかは不明だそうです。
校長采配のみでできるため、他校との調整が不必要。
なのになぜか地域性が出ているとか>栃木
■クラス替えはどのようなポイントで実施されているか
(あくまでも一例に過ぎない)
・三学期から年度末に担任中心に策定開始
・原則成績順に並べる
・リーダーシップ取れる子、運動文化系で秀でている子を均等配置
原則均一性を重視
・いじめとか一緒にしないほうがよい子同士を分ける
・新年度で担任が確定後、先生と折り合いの悪い子と担任を分ける
・小学校では親同士の関係を考慮して分散することもあるらしい
要はクラス分けには配慮がされていて、いろいろ学校の苦労が伴っているのだそうです。
私も毎年替えるのが当たり前と思っていたのですが。
しかも替えて欲しくないと生徒が抗議する場合もあったとは。
クラスの結束は結構ですが、こんな年齢から他のクラスの人を拒絶する仲間内主義というのも…。
春の初登校でのクラス分け発表掲示板、あれを見るときのドキドキ感が懐かしい。
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