国内ブログシェア2005、儲からないライブドア
(2006/1/31日経)
記事によると、現在のブログの国内利用者ランキングでは、(ネットレイティングス調べ)
1位 ライブドア 105万人(950万人view/月)
2位 アメーバブログ 80万人
でずっと強い1位なライブドア。しかもライブドアポータル全体が1400万人/月なので、いかにブログ閲覧の割合が高いかが伺えます。
ところが、ポータル広告などの収入ではヤフーが300億円、LDより規模が小さいエキサイトでも20億円なのに、LDは3億円。しかも報道の通り粉飾されている疑いがある。しかも広告だけでなく、堀江氏の講演やTV出演までネット収入計上して黒字にしようとしていたとか。
記事では、折角の集めた開設者や閲覧者を広告収入に生かせてない仕組みのまずさと、一般企業が買収イメージやアダルトカテゴリを扱うことを敬遠したため広告が集まっていない点を指摘していました。
ライブドアブログ大丈夫かなあ…
(SEEDベース測定ではアメーバが一番とか言われていたような気がしますが、ネットレイティング的には一位はライブドアだそうで)
(2006/1/10)
ヤフーブログが50万人というニュース。
11月にniftyはココログ機能拡大。これで一気に仕様でトップクラスに。他社無料版と違って
・画像に限らない好きなファイルをアップできる
・1ファイルの上限は40メガバイト(他所はせいぜい1M)
というアドバンテージがあります。増強するとは思っていましたが、もうちょっと早く実施してくれれば、私が無料版あちこちにアカウントを生成せずにココログだけで済ませられたのに(笑)。
(2005/9/30補足)
■Movable Type 3.2日本語版が正式リリース、スパム対策を中心に機能拡充
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/09/29/9300.html
この報道をあざ笑うかのように、今週(9月最終週)はトラックバックスパムがココログ内で多発中。私も新規投稿するたんびに書き込まれてしまいました。
今回のは新着投稿だけを狙ってTBしてアダルトサイトに誘導しようとするたくらみらしい。
以前のは昔のを含む全投稿全域にTBしてたのに。pingサーバで新着が人の出入りが多いと踏んでいるからか?
こういうのを今回の新版でどこまで防げるのか?
報道を聞くに、TB内容に踏み込んで解析して定量的に判定するプラグインを組み込むらしい。
Movable Typeの本懐はブログ機能なので、こういうスパム判定ルーチンの拡充はサーバの負担になるだけ。
それに迷惑メールと一緒というか二の舞というか「TBを受けてから判断する」では、スパムトラバを仕掛ける悪徳業者側は掲載確率が落ちるがTBそのものはいくらでも機械任せで撃てるので直接ダメージ無し。
迷惑メール事情は既に先に進んでいて、スパムメール来ること自体がサーバに重荷になるので、ISPはOutbound Port25 BlockingとかFWとか、POPでなくてSMTP段階でブロックし始めている時代に、今更受け身な昔に考えられた技術で対抗するのはいかがなものか。短時間大量通信をQoSで検出してFWの水際で止める。つまりブログ機能に内蔵するのでなく、もっと前面前線に配置してむしろブログと切り離して運用したほうがいいと思うのです>迷惑トラバ検出&対策
まぁ無いよりはマシですが。
この仕組みをココログが採用した場合、TBスパム攻撃とそれへの管理者達の削除行為のいたちごっこにスパム解析の処理も加わるので余計にサーバレスポンスが悪化しそうな予感…。
■国内ブログシェア〜無料が拡大し有料ISP系低迷
8/23日経産業に「シックスアパートのブログでのポッドキャシティング9月から」の記事があって、国内利用者アンケートによれば、ブログのシェアは

(NTTレゾナント調べ 第18回blogに関する調査 1813人が8月に回答)
1位 ライブドア(2005.6月時点で70万件と発表)
2位 goo
3位 楽天広場
4位 ヤフー(2005.12報道50万件)
5位 アメーバ
6位 エキサイト(公称31万件)
7位 ヤプログ
8位 ココログ(2006/4 22万人)
9位 はてなダイアリー
10 シーサー
このように実は有名なシックスアパートは最高でココログ8位のシェアしかない。
ISPとか18社とか契約し有料サービスで展開しているが、今の国内ではすっかり無料版に押されている。だから新サービスを、という記事でした。
総務省によれば2005年3月末で335万人のブログ利用者がいるという時代に。
■昔の無料ホームページブームを越えるか?>ブログ
2005/8/26日経新聞の『ネットと文明〜自己主張の世紀』コラムでは「日本人がこれほど言葉を発した時代はない」(作家高橋源一郎氏54)と、現在の普及加速ぶりに驚く意見がよく見受けられます。
従来のホームページではhtml知識が必要でftpとかも必要。日記を書くのにはCGIが用意されたとはいえ、ブログはそのあたりをうまく簡便にしてくれています。WEBに情報を書くこと自体は昔と変わっていませんが、書きやすさでの差が今のブームになっているのでしょう。
コラム最後には古代ギリシャに例え「自らの声が予想以上に広がり、他者の声も容易に聞ける情報民主社会、ネットは現代のアゴラ(公共広場)になりうるだろうか」と締めくくられています。
■ブログ仕様比較メモ
カテゴリ nifty excite yahoo! goo livedr
総量上限 ◎2G ×30M ◎無限 ◎3G ◎2G
画像上限 ◎40M △500k ◎1M ◎1M △500k
非画ファイル ◎自由 × × × ×
htmlタグ ◎自由 ×制限 △ ○ △
携帯閲覧 × × × ◎ ◎
携帯投稿 ○ ◎動画 × ◎動画 ○
外部参照 ◎ ◎ × × ○
個人的には以前はgooが使い勝手が良くて特に外部から画像に直接リンクを張れるとか、サイズが1Mバイトまでいいとかありましたが、外部からの直リン禁止になりました(2005/11/9)。
他の無料はhtmlタグ種類が制限されデザインが自由になりません。
TypePadの新版は9/12以降リリースで携帯にも対応とも発表が。しかし国内では今更って感じも。こういう遅さ&機能の少なさがシェア低い一因かも。
シックスアパートの場合は管理も携帯からできるようになるらしいので、これがどう評価されるか。
私は、投稿できるのに閲覧ができないのがTypePad(ココログ)での一番の不満でした。
2番目が管理WEB操作が重いこと(他社も同じですが有料でサイズ小さくてユーザー数も少ないのに重いのが不思議)。カテゴリーあたりの記事数も増えてきたのでカテゴリー単位記事を1画面で表示せずに分割してほしいところ。
でも、ココログは2005年11月から大きく変化し、
「最低でも容量2Gから。1ファイルあたり10Mを40Mバイトまで」と拡張されました。
元から画像以外の自由な形式をアップロードできていたし、1ファイルの上限は他社1Mバイトを寄せ付けないほどに。
これで今は仕様ベストはココログかな。管理メニューでは不便ですが。なのでデータ入力や保守ではLDやgooが使い勝手いいかな。LDは再構築でブラウザの能力を使うらしく、制限ユーザーで再構築できない(ブラウザ内で構築フェーズが進まない?)。
同時期にgooが外部から参照禁止にしたので、ココログもいつか閲覧に制限かけるようになるのでしょうか…バナーとか外部参照できないと不便なんですけどね。
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